隠された価値観

前回の記事で、

＞こんなふうに成功している人をみて非現実的で胡散臭いだとか、
＞ハラが立つなんて言う人がいるなんてショックです。

というところに、
ご相談者さんのとらわれ、ムリをしている部分があらわれていて、
ここには、
「わたしは他人の成功を応援し祝福すべきである、
他人もわたしの成功を応援し祝福すべきである。」
という価値観が隠されている、
というお話をしました。

で、この価値観なんですが、
これも実は“思い込み”なんですね。

応援したかったら応援すればいいし、
応援してほしかったら応援してほしいって思っていいし、
応援してほしいって伝えてもOK。

ご相談者んさんのこの隠された価値観、
「わたしは他人の成功を応援し祝福すべきである、
他人もわたしの成功を応援し祝福すべきである。」
のホンネのところは、
二行目なんじゃないでしょうか？

一行目は本当はどうでもよくって（笑）

「他人もわたしの成功を応援し祝福すべき」
っていう方がホンネ、ということです。

「わたしは他人の成功を応援し祝福すべき」
というのは、
「他人もわたしの成功を応援し祝福すべき」
を正当化し、見返りを手に入れるためのオマケみたいなもの、
と言えばわかりやすいでしょうか？

つまり、あなたは見返りを手に入れるために、
他人の成功を応援することを、自分にも強いているわけで、
この自分に対する強制のもとに他人を応援し祝福しているとき、
あなたはイヤイヤ応援し祝福している、ということになるわけです。

また、「他人も自分の成功を応援し祝福すべき」という価値観を握りしめているとき、
その下にあるものは、
「わたしは他人から自分の成功を応援してもらったり祝福してもらえない」
という怖れであったり、悲しみ、痛みなんですね。

この怖れや悲しみ、痛みは、あなた自身のものなのですが、
それをあなたは彼に、

＞わたしも、彼よりも成功してしまったら、
＞嫉妬されて悪く言われちゃうのかな？

と投影して、先取りして心配しているわけです。

また、他人の成功を応援し祝福すべき、
と自分に強いることをしていると、
「あれ？なんかヘン？」とか、
「なんかコレウソっぽいよ？」
という違和感を感じ取る能力を自分から奪います。

ムリポジをやっている人に空気が読めない人が多いのは、
この理由です。


この続きはまた次回に。

















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