石川町も放射能汚染地域 | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

ここ福島県石川町の住まいや畑の近くで先日、個人的に放射線の測定をした人がいたので聞いてみました。どんな計測方法か聞きそびれたのですが、家の外で0.2~0.3μsv/h、側溝のようなところで0.4、家の中で0.1くらいだったとか。

町の公式発表によると、最近は役場で0.15くらい(3月18日で0.75)、南山形小学校で6月及び7月に0.3くらい(地上1m)になっていて、それらの数値と大差ないですね。計画的避難区域や原発からの直線距離が同程度の郡山やいわきなどと比べても低い値です。

「石川町は比較的低い」というのが町民の共通認識のようで、生活に不安を感じる人は少ないようで、小学生も通学にマスクはしていません。

しかし、私は油断しているような気がします。放射能汚染地域であることには変わらず、ここで生育した野菜や山菜を食べれば内部被曝しています。そして、周辺の汚染が強いということは、常に物流で汚染物質が流入しているということでしょう。畑に使う堆肥や家畜の餌などもそうでしょうし、私が川俣から引越ししたのも汚染物質を運んだことになるでしょう。

放射能のことや、数値など気にせず暮らしていきたい。気になりだすときりがなく、それでストレスがたまるのも問題です。でも汚染されているという現実とは向き合わないといけない。石川町でももっと注意喚起したほうがいいのではと思います。町の防災無線で毎日、交通安全を促す放送が流れますが、放射能に注意する放送も流してほしいです。