田んぼの学校5年生 | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

 地元の小学校の5年生、50人くらいが、ある農家の田んぼを利用して田植えの体験をしました。地区の農家が指導し、私も応援に行きました。
 ここに移住して初めての小学生の田んぼ体験参加です。都市での田んぼの体験と比べると、予想以上に泥を嫌がらない、植え方も多くを語らなくてもできる子はできる。自分の家で田んぼを経験している子もいて、都会の慣れない大人よりも上手でした。鎌倉での、ひざ上まで泥に入るほどの深い体験田んぼと比べれば怖いことはないかもしれませんが、楽しそうでした。
 指導者からは、お米の一生の話を、生産者の視点でお話くださいました。

 田植え終了後は広瀬川の水質調査と生き物観察。ドジョウ(ホトケドジョウ??)をはじめ、多くの水生生物がいてみな大はしゃぎでした。水量調整をしたというのもありますが、身近にあれだけ川の生き物と触れ合える場は都会にはないし、農村でも日常的ではないようで、貴重な体験だったと思います。私としては、田んぼの存在と生態系についてもうちょっと触れてほしかったです(もちろん田植えしながらオタマやカエルを見つけた子はいましたが)。