屋根手伝い期間中、宿泊先近くで偶然見つけたお店、まのめさん。おにぎりやおかずを提供していて、食事もできるのですが、毎晩のように押しかけ??ご無理を言ってお世話になりました。 思えば、営業時間が朝晩一時間短くて、うちらがよその宿に泊まっていたら廻りつかなかったかも。不思議なご縁ですね。
食材の調達大変そうでしたが、供給する側の身からすれば、供給もなかなか大変なもの。手が足りないし、畑の作物以外にも、農村では放置されているようなものも、都会では簡単に手に入らない。需要と供給バランスがだいぶ崩れているんですね。
でも、大量に解雇されるこの時代、労力がうまくまわれば、いい方向に向かっていくような気がします。少なくとも採算を考えなくてやったほうがよさそうことは中山間地の農村には無限にあります。特に荒れた山を使えば燃料も手に入るし、肥やしも手に入る、日差しが入り貧栄養化に戻れば山菜やキノコも復活し、植生豊かになり生態系が多様に戻っていく。田畑も手作業でやればもっといいものが採れると思うのですが。もちろん耕作放棄地もたくさんあります。
今回の東京・神奈川遠征では、雑穀を始めとする自然栽培の農産物の需要が高いことを改めて感じました。
自分としては、「自給的」を目ざすか「無農薬無化学肥料の量産」にはしるか、悩みどころです(実はそんなに悩んでいませんが)。しかし都市との交流、地域での交流、都市との刺激あい、地域での循環が基本なことは変わらないかなと思います。
何はともかく、いろいろと励まされた13日間でした。