旬の感じかた | あぶぐまの里にっき

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阿武隈の地に移り、昔ながらの農とくらし、技の継承を目指していたが、原発事故で自然・社会環境、自分の心も全てが変貌。

 いろんな旬の感じかたがあるとコメントいただきました。ここにいると、見た目、山菜などの味覚、香り、そして音。自然環境の恵みを受けて感じることができます。特にこの時期、10日前、10日後では感じるものも驚くほどかわります。今、山の新芽の薄黄緑にヤマザクラの薄ピンクが少し混ざった感じがとてもいいです。たらの芽、コシアブラも10日後は終わってるかな?

 ただ、こういった環境の中での暮らしが当たり前な人たちが、テレビに写る近代的・人工的な都会にあこがれるのも、わからなくはないです。しかし、そういった彼らがもし都会に行って生活しても、季節の移りかわりを敏感に感じとることができそうに思います。逆に自分は、より感じ得る環境下にいながら、見逃しているところも多い気がします。でも、よそ者の視点を生かして何かできるといいのですが。とりあえず、わかる範囲でいろいろ記録したり、昔のことを聞いていきたいです。