今回参加したドイツ治験
ロンドン治験は治験も食事も睡眠もベッドの上で、まさに入院という感じだったが
ここは入院とは程遠いむしろ合宿のような、もしくはユースホステルのような感じで
決まった時間に少しの時間治験部屋へ顔を出す以外は
仲間と喋ったり、ベッドで寝たり、ネット・テレビ・本・ゲームも用意されており
一日中ひたすら自由な時間が続く (治験内容にもよる)
食事も 「3食+スナック」 が決まった時間に出され
好きなときに好きなだけコーヒーや紅茶を飲むことができる
施設内にいる間だけはお金という世の中のしがらみから解放される
またここにはヨーロッパ中から集まってきた日本人また外国人たちがおり
いろいろな情報交換や繋がりを持つこともできる
しかしそんな自由で快適な治験生活を、一人だけ邪魔する人間がいる・・・
それはこの施設の生活を取り仕切るおばちゃん “サッチー”
(サッチーに似ている上、実名までホントにサッチーだった、、)
いわゆる生活指導の先生みたいな存在である
サッチーはまさに、ここルール地方の典型的ドイツ人
徹底的に例外を根絶し、決まったルールとサイクルを厳格に守る
特に時間にはかなり厳しく、体育教師のように
左腕につけた腕時計を右手で触りながら時間を見るのが癖らしい、、
食事中に 「残り○○分!」 とかちょいちょいカウントダウンしに来たり
治験中のドクターを差し置いて、「ナウ ランチ!」 と言って私たちを連行したり
食事が終わっても食堂で喋っている私たちを追い払い
治験が終わっても施設内にダラダラ居座る私たちを追い払い
次回はいつの何時に来るんだ?とみんなに聞くクセに
それをメモするわけではないので週末には会う度に同じ質問をしている、、
しかしサッチーがいない夜の時間、施設内は無法地帯!
食堂はサッカー観戦で沸き、真夜中まで映画を見たり、仲間と喋ったり、、
昼間はサッチーがいてうっとーしいけど
サッチーがいなかったらこの施設内はむちゃくちゃだろうな・・・