今回はビッグガンガン2014年8月号の感想とか連載作品紹介とかの前編。
今回は思う所あり掲載されている全作品を自分なりに紹介してみたりしています。ビッグガンガン公式サイトはこちら
。
感想とか作品紹介とか
ACCA13区監察課(p03)
表向きは平和だが、裏では王位継承問題や権力争いで情勢不安な国を舞台に、何者かに「クーデターに加担している」という囮役に仕立て上げられてしまった主人公の物語。
基本今風の絵柄が多いビッグガンガンの中で独特の絵柄と空気感を持ったコマ割りで好きな作品なのだけど、人によって好みはかなり分かれるだろうなと思う作品です。
この号では濡れ衣を着せられていた主人公が、実際にクーデター派に捕まってしまう急展開で、ここからどう話が転がっていくのか非常に気になる作品です。
アカメが斬る!零(p51)
現在アニメ放送中の「アカメが斬る!」の前日譚を描いた作品。
特殊能力が使えるようになる道具を持った暗殺者の話という自分の琴線にドストライクの設定の作品。
しかしながら、この漫画は能力持ちの主人公たちが、能力を持たない敵を相手に無双する内容が続いていてイマイチ乗れなかったのだけど、最近は能力持ちの敵が出てきて能力バトルの色合いが強くなり面白くなってきました。
小南正太郎、家から出るをはじめました。(p77)
人見知りが激しいコミュ症ニートの主人公が作品の参考にと漫画家に雇われて様々な体験をしていくコメディ作品。
正直な話、この漫画の初期の優しいけど不器用な主人公を他のキャラが笑い者にする作風が嫌いだったのだけど、最近は主人公の純真さが他のキャラをちょっと幸せにする展開という作風に変化して一気に好きな作品になりました(7月号の俳句回とか素直にアンケートに○を書ける好きなエピソードでした)。
結婚指輪物語(p97)
平凡な男子高校生の主人公が、故郷に帰るという幼馴染みの女の子を追いかけたら相手が異世界のお姫様で、そのまま結婚して世界を救う勇者になっちゃいましたという異世界召喚モノ。
いきなり異世界にやってきてもヒロインへの愛とテンションの高さとその場のノリであっさりと順応する主人公に好感度大。あと単純に主人公とヒロインの相思相愛っぷりが微笑ましい。でもなにソレキモいとか言われる。
あと地味に敵が言葉を話せないモンスター系だけでなく、ちゃんと意志があって会話できる人型の敵がいるのはバトルが盛り上がる敵な意味で嬉しいところです。
投票げぇむ あなたに黒き一票を(p135)
クラスで人気投票したら最下位0票の子が自殺しちゃって、呪いで最下位の人間が死ぬ人気投票が続いてますなケータイ小説的ホラーサスペンス作品。
原作者的に呪いと見せかけて実は全て人間の仕業的なミステリーを期待していたのだけど、すでに呪い以外に説明が付かない大量殺戮っぷりでオカルトオチ以外なさそうで残念です。むしろこれで人為的殺人なら警察無能ってレベルじゃねぇというか犯人が地獄の傀儡師レベル。
しかし存在が匂わされている最初に自殺した子の恋人とか投票管理人の協力者とか推理できそうな要素が残っているので続きが気になる作品です。
あと「最下位になったら死亡」、「投票を棄権したら死亡」に続いて「最下位に投票した人も死亡」というルールが判明したのですが、3番目の条件だけ何か違くね?と思うも、その容赦のない殺しっぷりが、もう一回りして面白く感じるので無問題です。
俺の馬は絶対にかわいい!!(p185)
馬が人間に見える特異体質の主人公が主役の人間×馬なラブコメディ新連載。
相変わらず人間よりもガチで馬が好きな主人公で、読み切り掲載時も書いたけれどビッグガンガンはどこに行こうとしているのかと不安になる作品です。
ただ副作用的に持っている『馬の言葉が分かる』という主人公の能力は、それを活かして危機を脱するような展開があれば面白そうなので期待です。
人間嫌いの古小道具屋主人と百鬼夜行からはぐれた鬼のコンビが妖怪絡みの事件を解決していく人情妖怪物語。ポプラ文庫の同名時代小説をコミカライズした作品。
自分は妖怪物が大好きなので毎回楽しみに読んでいます。あと作画の人が相変わらず新人とは思えない画力で吹く。
少年少女18禁(p265)
エロ漫画家を目指す女子高生とその幼馴染みによるラブコメディ。連載前の短期集中読み切りの時から好きな作品なのだけど、最近のギャグが少ない真面目なエピソードに何か座りの悪さ的なものを感じるのは自分だけだろうか。
というか最近話が最終回に向けてまとめに入っている気がして別の意味でも続きが気になる作品です。
街おこしのために企画されたローカル・ヒーロー「ガッテンダー」の中に入って働くことになった生真面目エリート公務員とその仲間たちの日々を描く作品。
主人公の仕事に誠実で真面目なキャラが好感度大+相変わらず仕事しながら少しずつヒーロースーツの問題点を改善していく現実感が凄い好きです。
派手さはないが堅実に面白い作品なので、どこかの地方局あたりで実写ドラマ化してくれないかと密かに望んでいます。
キャンディポップナイトメア(p317)
元魔法少女とか元侵略者とかがバトルしたりダラダラしたりグダグダしたりする非日常系学園アクションコメディー。
新連載一回目から毎回読んでいるのだけど、世界観を共有している他作品を全て追っているわけではないので感想を書き辛いと思っていたら世界観を共有とかそんなレベルじゃなかったでござる。
あとこの作品はドラマCD化が決定していて、キャスティングの中の人的に完全にドラマCD→ぱにぽにスタッフでアニメ化はすでに既定路線な気がするので楽しみです。
シャドルーのベガさん(p341)
秘密結社シャドルーの総統ベガさんと、その娘キャミィの日常を描く4コマ漫画。秘密結社と言ってもゲーム本編と違い構成員4人の小規模感が素敵。
あと内容が昔懐かしのふたば社のストⅡ四コマと同じ匂いがして好きな作品です。それと豪鬼のパン屋さんが地味に好きなキャラなので再登場希望。
咲シリーズに登場するプロ雀士の過去を描くスピンオフ作品。咲日和と違い、可愛らしい絵柄に反して物凄いシリアスな作風で新鮮です。
というか淡々としたコマ割りと静かな流れに加えて進行中のエピソードが如実に死をイメージさせるストーリーなだけにシリアス感が半端ない作品です。
咲日和(p373)
デフォルメ化した咲のキャラクターたちの日常を描いた4コマ漫画。課長がいるサーバント×サービスが完結したので俺の中でビッグガンガン一の癒しマンガ枠に昇格。
余談ですが、ドシリアスな引きのシノハユの直後にこの癒し系4コマが掲載されている配置には精神的に救われます。
★
というわけで今回はビッグガンガン2014年8月号の感想とか全作品紹介の前編でした。
軽い気持ちで書き始めたら、冷静に考えたらビッグガンガンって900ページ超あるから全ての作品の感想やら何やら書いてたら一つの記事に収まりそうもないので記事を分割。
あといつものように特定の作品だけでなく、全ての掲載作品に言及しようと思ったのは、ビッグガンガンは色々あってが一番大変な時期だと思うので、創刊号から買っている一読者として何か出来ることはないかと思い宣伝的な意味で掲載作品全ての内容に触れようかなと思ってのことでした。
と言うのも、ビッグガンガンは連載作品の全てが公式サイトにて試し読みが出来るので、興味の惹かれる作品があれば是非公式サイトで第一話の一読をという目論みからの記事でした。全作品の試し読みはこちら 。
あと今回の記事で自分の中で一つ冒険をしているのは、自分は『嫌いな物についてハッキリと嫌いと言及する』ということは7年間ブログをやってきて極力避けてきたことなので、今は好きだけど昔は嫌いだったと語ること自体が自分にとって非常に珍しいことでした。
自分は自分が嫌いな物でも、それを楽しんでいる人たちがいる以上は水をさすような野暮な真似はしたくないという気持ちが強く、嫌いな物にはあまり言及していませんでしたが、曲がりなりにも感想だのレビューだの言っている以上は、好きな物ばかりではなく嫌いな物を語ることも「自分というレビュアーの評価基準の明確化」のためには必要なことなんじゃないだろうかと思い、自分的には今回試しに冒険しました。
というわけで、自分の嫌いな初期の「小南正太郎、家から出るをはじめました。」の第一話も公式サイトの立ち読みページ
から読めますので「いつも好きな作品ばかりをオススメしてるコイツの嫌いな作品ってどんなんだ?」という事に興味があるという方は是非一読を。あと一応フォローしておくと、初期のノリが自分には致命的に合わないだけで、最近のほのぼのギャグ路線は普通に好きです。
と、今回はつらつら真面目モードで書きつつ終了です。
それでは。
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明日の映画
日本テレビ 深夜1:59~3:58
「ロボッツ 」




