大学を卒 業してからすぐに就職した会社では、家を出て寮から通っていた。
人生観を変えるシドニーの滞在を終えてすぐに働き始めたということに、自身の精神的未熟さが加わり、軍隊に入隊したような気分になっていた。
会社から寮に戻ると毎日洗濯機を回した。そして、コンビニで買ってきたハーゲンダッツのアイスを食べながら洗濯が脱水に変わるまでずっと水の流れを眺めていた。
毎日の洗濯だから、その日に着たワイシャツと下着、そして靴下以外には洗濯機の中には何もなかったけど、飽きずにずっと眺めていた。
このことに癒しの効果があると気付いたのは、あるc.aのエッセイを読んだ時だった。そのc.aは洗濯機ではなく、自動食器洗い機を回していたという。機械は違えど、水の流れに小さな海を見て心を癒していたと思う。
洗濯による癒し効果には限度があり、毎日アイスを食べることによって少し太り始めたころ、その『軍隊のような』会社を辞めた。
この時期になると、大学を卒業した年の春の出来事と自身の幼さを自然と思い出す。
洗濯機が設置されていた場所のあの何とも言えない香りとアイスの風味と一緒に。
人生観を変えるシドニーの滞在を終えてすぐに働き始めたということに、自身の精神的未熟さが加わり、軍隊に入隊したような気分になっていた。
会社から寮に戻ると毎日洗濯機を回した。そして、コンビニで買ってきたハーゲンダッツのアイスを食べながら洗濯が脱水に変わるまでずっと水の流れを眺めていた。
毎日の洗濯だから、その日に着たワイシャツと下着、そして靴下以外には洗濯機の中には何もなかったけど、飽きずにずっと眺めていた。
このことに癒しの効果があると気付いたのは、あるc.aのエッセイを読んだ時だった。そのc.aは洗濯機ではなく、自動食器洗い機を回していたという。機械は違えど、水の流れに小さな海を見て心を癒していたと思う。
洗濯による癒し効果には限度があり、毎日アイスを食べることによって少し太り始めたころ、その『軍隊のような』会社を辞めた。
この時期になると、大学を卒業した年の春の出来事と自身の幼さを自然と思い出す。
洗濯機が設置されていた場所のあの何とも言えない香りとアイスの風味と一緒に。