通勤帰り。

前々から侵入してみたいと思っていた、ひよどり山/小宮公園内を散策してきました。

 

軽度トレッキング。日が暮れる直前の20分が猶予ですから、そんなに長く歩けません。本当は隅から隅まで見たかった。

 

入口に自転車を停めさせてもらって、小宮公園の散策路に侵入してゆきます。

 

自転車はこれより先、侵入禁止ですって(笑

そらそうだ。でも、マウンテンの人ならこのまま入って行きたくなってしまう。そんな経路でした。

 

ぶれとる(笑

 

ひたすら、ひたすら、下ってゆく経路。下るってことは、帰りは延々と登りってことね。覚悟しました。

とにかく、窪地へ下ってゆく感じ。

 

侵入してみて解りました。

小宮公園は、山に見えて、中央部がどばっと窪んだドーナツ型の地形を有しているのです。

けっこうな高低差です。

 

そして、その窪んだ地形の底に信じられない大自然が潜んでいました。

 

入らなくても分かる。

この茂り方。これは凄い湿地帯です。立ち入りは禁止の札が立ってます。

 

窪地の底には、壮大な湿地帯が広がっていました。

そこには尾瀬風の遊歩道が縦横に整備されている。

 

これは凄い。。。。絶対に保全しなければいけない自然です。呆然とするほどすごかった。八王子の街中のまっただなかに、こんな自然がまだ残っている、奇跡に近い。市政が必死に残そうとする意図が判った気がします。

 

見えづらいですが、水路が広がっています。

 

瑞々しい湿地帯。ただの森ではないです。

 

野鳥の声、種類、そして量も物凄い。

セイシェル島(オーディオCD)の真っ只中に突入したかのようです。まったく警戒する様子もなく近くで鳴いている。

整備されていながらなんと豊かな森なのでしょうか、ちょっと感動してしまいました。

 

桧原や奥多摩や飯能の森に入っても、なかなかこんな感覚にはならないです。それは多分、ここが湿原だから??

 

ならやくぬぎの林。

ほのかな湿気と緑の匂い、野鳥のさえずり。ひたすら癒やされます。。。

 

 

沢が流れている。

なにもかもが瑞々しい。

 

 

ここはシジュウカラの路、とのことですがシジュウカラ以外の野鳥の声も凄まじい。

普通に山間を歩いていてもこんなに野鳥の存在は感じませんので、大自然の爆発を感じました。

晴れた暑い日なんか、涼が採れて最高だろうな。

 

 

ただの小さな公園ですが、立ち寄って散策するだけの価値がありました。

スマホの汚らしい写真では伝わらない。心身を洗われるような、ちょっと隔絶した異世界空間が広がっていた。

 

もう少し時間をとってゆっくり歩きたかったかな。ただ、わざわざココだけの為に休日を費やして来ようとは思わないんだな、残念なことに。通勤の帰りにちょっと寄るくらいが丁度良い。近隣住民の皆さんがちょっぴり羨ましい。