ほまげの設計概要を続けます。

 

 

ボード加工図面の制作

 

3D-CAD設計が完了したので、それを元に板取りの図面へ転化していきます。

 

実際には、

 板取りが破綻する→設計を見直す→3Dを修正する→板取りへ反映する

のPDCAループを何度も繰り返して、最終的な設計へ辿り着いています。

 

 

最終的なボードカット図です。 [2024/5/13改訂]

1920 x 910 (3"x6") x15mmt のMDF1枚。

 

複雑な構造かつ大型なので、サブロク1枚ではとても収まらないだろうと思っていましたが、分厚いアンカーベースと共に1枚で収まってしまいました。ですのでコストも最小限です。

 

 

 

上図で切り出した部材は、このままでは使えませんので、自身で二次加工を行っていきます。

加工図は以下のとおりです。

 

 

ピンクは不要部分。

しかし一部は制作完了まで棄てずに持っておくと、緩衝材や塗装台などに使えて、イイ事あるかも知れません。

 

オレンジはトリマーでの溝掘り部分。

緑の斜線は斜めカット切除する部分。

 

 

すべての2次加工はドリルとトリマーを用いた切除と形状加工です。

量が多くけっこう大変な作業です。もしこの二次加工を全部外注すると、猛烈な金額上昇になって予算オーバーです。