本日は天気も悪いし寒めのため、屋内活動です。

 

アンプの内部配線を換装すべく、RCAケーブル加工をしていました。

 

 

同軸ケーブルの剥き方シリーズ

 

ケーブルの剥き方に一家言ある方は多いと思いますが。

 

私の場合は、刃の切れ味の鈍った、大型カッターを使います。

間違っても鋭い切れ味のデザインナイフなどは使わない。

 

大型カッターでケーブル被膜の周りをぐるりと一周します。

この段階では、ケーブルに切れ目の印を付けたのみで、刃は導体に達しません。

 

次に、ケーブルを曲げてストレスを加えながら、カッターの刃を少しずつ当てていきます。力を入れず、少しずつです。

このとき、カッターの刃を引いてはいけません。切れ目に軽くあてがうだけです。

そうすると、応力を当てられているケーブル被覆は自分で勝手に裂け目が深くなってゆきます。

 

しばらくすると、プッと手ごたえがあって、裂け目が外皮シールド導体に達します。

この、カッターで切ったから切れたのではない、応力で勝手に被覆がちぎれたのだという感覚が重要です。つまり、刃は導体に触れていないのです。仮に触れたとしても、刃の切れ味は悪いし引いていないから導体はダメージを受けていません。

 

上記が上手にできると、ケーブルは1本の切断もダメージもなく、完全な状態で被覆を剥けます。

 

シールドをよじって・・・

 

先端に半田を少し染ませます。

 

熱収縮チューブを被せて・・・

 

反対側。HOT側も被覆を剥いて、軽くはんだを盛ります。

 

忘れないうちに熱収縮チューブを通しておくとよいです。

後からは通せないのでね、後でしまった、ということの無いように。

 

全体に熱収縮チューブを被せて、片側はこれで終わりです。

ついでにHOT側には赤チューブをあしらいました。どちらも黒なので、どっちがHOTだか判りづらいのです。

 

熱収縮チューブの種類は多いに越したことはありません。

特に内径ですね、できるだけフィットするものを各種取り揃えておきたいです。

 

次は逆サイド、RCAジャック側の加工を。

 

まずHOT側に軽くからげて・・・

素早くはんだ付け。高めの温度で、スピードが勝負です。

だらだらやってると、はんだやフラックスが接点側へ流れて行ってしまいます。

 

GND側も留めて。できあがり。

GNDは一見イモハンですが、予め盛っておいた半田部は融着状態になっているので大丈夫です。

 

 

 

胆力と持久力の低下

 

・・・といったことをケーブル6本分やったのですが、さすがにケーブル加工は疲れますね・・・

 

若い頃は、23時間ぶっつづけスピーカー工作や、徹夜でのアンプ製作などへっちゃらだったのが、随分と集中力が落ちたものです。すぐに疲れてしまいます。おまけに、細かい手作業をすると指がつるようになりました。

ま、その分若い頃は仕事がめっぽう荒々しく。今のようなキメ細かい仕事ではなかったから、その分が転換されたのだと、自分を慰めて終わることにします。

 

今日はここまで。

 

ブレーキフルードを入手

 

ところで、おーちゃんさんの記事を読んでいたら、自分のサラウンド軟化処理に不安を覚えました。(無断引用、すみません)

 

LS-11ES軟化処理の記事でも触れているとおり、私の軟化処理ではさほどFsやQtsが下がりませんでした。もしかしたら軟化処理が不十分だったのではないか?という疑念がぬぐい切れません。手触りも、変化はしたものの「物凄く柔らかくなった」という感じではありません。

その後の記事でも散々このウーファーを悪者扱いしているんですが、もしかしたら悪因は自分の軟化処理なのではないか?

 

そこで、ブレーキフルードを購入。

徹底的な軟化をもう一度やってみることにしました。(つづく?)