イギリスに来てもうすぐ2ヶ月となりますが、やっとのことで私が通っているカレッジを紹介します。このカレッジについてもネット上ではほとんど情報がなかったので、名前をさらしてしまいます!その名もCity and Islington College!!略してCANDIと呼ばれています。
CANDIはSixth Formも合わせると全部で5つのキャンパスがあり、勉強する分野によってキャンパスが分かれています。私の通う英語コースがあるのはCentre for Lifelong Learningというキャンパスで、場所はロンドン北東部、最寄り駅はFinsbury Parkです。その名の通り、大人向けの生涯学習と語学コースがあります。
他のキャンパスには行ったことがないので、Centre for Lifelong Learningのみを紹介したいと思います。建物は少し変わった造りで、中央の吹き抜け部分を挟んで右側と左側のビルディングに分かれているのですが、左側に奇数階(1・3・5階)、右側に偶数階(2・4階)があります。でも、奇数階と偶数階をつなぐ階段は数階しかないので、実質の高さは5階分もなく、建物の右と左が交互に少しだけずれたような造りになっています。なぜこんな造りなのか??
Ground floorに食堂があり、規模は大きくないですが図書館もあってパソコンを使うこともできます。でも実はこのカレッジには市民図書館が併設されていて、そちらも利用できます。
カレッジ留学についての記事でも触れましたが、各階にウォーターサーバーがあり、全教室に電子黒板があって、授業は電子黒板を使うのが通常です。
では次に、私がこのカレッジを選んだ理由です。
①CELTAとAcademic English Courseがあったから
ロンドンに星の数ほどある語学学校から1つを選ぶにあたり、まず私がフィルターにかけたのは「CELTAコースのあるカレッジ」であるということ。カレッジ留学を選んだ理由は以前述べた通りですが、大学院が終わった後に実践的な技術を身に付けるためCELTAを受講したいと考えており、どうせなら英語コースに通って慣れた同じカレッジにCELTAがあるといいなと思っていたのです。そしてたまたまCANDIの名前が挙がったときに、Academic Englishコースがあるのを見つけました。ロンドン留学の目的は大学院に向けたPre-Sessional CourseについていけるようにAcademicなボキャブラリーを身に付けたいということだったので、まさにこれはぴったり!と思ったのです。
②大人向けのカレッジであること
先ほども書きましたが、私の通っているキャンパスは生涯学習者向け。10代の若い留学生に交じって勉強するのが辛くなってきた私にとっては(笑)ありがたい!もちろん英語コースには若い子もいますが、キャンパス全体としては仕事を持っていて夜に勉強しに来る人、子どもをキャンパス内の託児所に預けて勉強するマザーたちなど、生涯学習に対して手厚い支援をしているのがいいなと思いました。
③ロケーションがいい
これはアコモデーションの決定にも関わることですが、前回ロンドンに3ヶ月だけ留学したときはZone4に住んでいたので、交通費がかさんで大変でした。なので今回はZone2以内に住みたいと考えていました。そして過去2回2週間の旅行で訪れたときにはヒースローに近いロンドン西部を拠点としていたのですが、今回はKing's Cross周辺がいいなと思っていました。なぜなら、以前住んでいたケンブリッジに行くにはキングスクロスから電車に乗りますし、その他友人を訪ねていくときも頻繁に使っていた駅だったので何となく親しみがあったのです。そしてこの地域はバスによるセントラルへのアクセスがいいことも知っていたので、交通費の節約にもなると思いました。実際、家からPiccadilly Circusにはバス一本で行けますし、大好きなSt Paul's Cathedralにもバス一本で行けます。そして自分の理想に近く、以前から目をつけていたアコモデーションも近くにあり、徒歩でカレッジに行けるというのも魅力でした。
主な理由は以上3点です。次は私の受講しているAcademic English Courseの紹介です。
火・木・金曜日に午前のクラスがあり(9:30~12:15)、このクラスはCAE(Cambridge検定のAdvancedレベル)対策を主としています。そして月・水・木曜日は午後にクラスがあり(15:00~17:45)、このクラスはIELTS対策です。
正直、実際にカレッジに来て入学手続きをするまで、このようなタイムテーブルになっているとは知りませんでした。私は日本でIELTSを受け、Pre-Sessionalにapplyするのに十分なスコアを取っていたので、IELTSコースを受ける必要はありません。そのことをカレッジに訴えたのですが、「Acedemic English Courseと言えばこの2種類のクラスのこと」と言われたらもう何も言えず。。。自分のリサーチ不足のせいなので仕方ありません。
実際にクラスはどうかと言いますと、CAEクラスの方はもちろんCAE対策をしているので私には必要ありませんが、検定を受けたい人にとってはもちろん有益です。IELTSよりも幅広いボキャブラリーや言い回しなどを学ぶので、ボキャブラリーを増やすにはかなりためになると思います。もちろん、先生にもよると思いますけどね。最初はCAEは受けないし意味ないかもと思っていたのですが、今となってはIELTSクラスよりもむしろためになっているかも(^^;)ちなみにCAEはイギリスや他のヨーロッパの国で働くときに英語力の証明として使われることが多いせいか、クラスはヨーロッパ人が多いです。アジア人は私一人だけ!日本人のいない環境で英語を学びたい場合はおススメです。
IELTSクラスの方はもちろんIELTSの試験に特化してコツを教えてくれたり、練習をしたりするので、IELTSを受験する人にとってはかなり有効だと思います。実際私も、もう二度とIELTSは受けたくないと思っているにも関わらず、「今受けたらもう少しスコアが上がっているのでは?受けてみようかな?」なんて錯覚するほどです(笑)。
私の場合、今回のロンドン語学留学は休職期間のつじつま合わせみたいな面があり、真剣に勉強するというよりゆるーくブラッシュアップしたいと思っていたのでモチベーションがかなり低いですが、本気でCAEやIELTSを目指している人にとってはなかなかいいカレッジではないかと思います。先ほども言いましたが、日本人の少ない環境に身を置きたい人にとってはまさに格好の場所だと思います。(カレッジ内で今まで一人も日本人を見かけたことがありません。)
ただし、正直言いますとInternational officeの対応としては良くないです。担当者がコロコロ変わって私から催促しないとvisa letterが届かなかったり、コースの詳細説明がなかったり・・・。まあ、自分からどんどん問い合わせる行動力はつくかもしれませんが(笑)。
参考になったかはわかりませんが、City and Islington Collegeのことを少しでも知ってもらえたらと思います。もし質問したいこと等がありましたら、遠慮なくコメントまたはメッセージをくださいね。
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