今回は、私の通っている英語コースのあるカレッジについて紹介します。
まず、カレッジとは何かと言うと・・・イギリスでは16歳で義務教育を終えた後、大学に進学する場合は6th formと呼ばれる学校で大学受験に必要なA-levelを取得します。一方、大学に進学しない場合は継続教育（Further Education）に進み、特定の職業に就くための資格取得（例えば経理、美容関連など）を目指します。いわゆる職業教育なのですが、この職業教育を提供しているのが主にカレッジです。ただし、例えばケンブリッジ大学のSt John's Colllegeなどとは違い、この職業教育のためのカレッジはFEカレッジと呼ばれます。１６歳以上であれば成人でも誰でも学ぶことができます。
語学学校との大きな違いは、語学学校は留学生向けの語学コースしかないことに比べ、カレッジには語学コース以外にも地元イギリス人も通うコースがたくさんあり、そのコースの１つとして英語コースがあるということです。
さて、なぜ私が今回カレッジを選んだのかと言うと・・・実は前回の留学でもカレッジに通っていました。そのときもエージェントを通していたのですが、謳い文句としては「語学学校とは違って地元イギリス人も通うから、イギリス人と知り合うチャンスがある！」「まずは英語コースで英語を学び、英語力がアップしたら専門コースに通うこともできる！」というものでした。これらの謳い文句に惹かれてカレッジに決めたのですが、実際のところは・・・
・専門コースに通わない限り、イギリス人と知り合う機会は皆無。知り合ったとしても、義務教育を終えたばかりの若い１６歳の少年少女たちばかり。（私の日本人の知り合いは英語力も高かったため、アロマセラピーのコースにパートタイムで通っていた。イギリス人のクラスメートもいたが、友達になるというほどではなかったらしい。）
・チャイルドケアの専門コースに通うつもりでIELTSも必要スコアに達したが、週６時間のいわゆる教育実習みたいなのが必要で、しかも自分でアポイントメントを取らないといけない。そこまでの英語力にはまだ自信がなく、オーペアの仕事も始めることにしたので、専門コースは諦めて英語コースのみに専念することにした。
・・・という結果になりました。エージェントの言っていたことは必ずしも間違いではないですが、過大な期待はしない方がいいです。イギリス人と知り合ったり専門コースに通ったりすることはありませんでしたが、それでもカレッジで語学留学をするということには魅力を感じました。
＜カレッジでの語学留学のメリット＞
①料金が安い！
カレッジはほとんどが公立なので、民間の語学学校に比べるとかなり安いと思います。コースの週数にもよりますが、ロンドンの語学学校では週￡２００くらいします。安くても￡１８０、でもこの場合は週の授業時間が少ないです。また、評判のいい学校では￡３００以上するところもあります。しかし、私の通うカレッジは週に換算すると何とたったの￡１４０！！
②カレッジの設備を使える！
留学生とは言っても、普通にカレッジの設備を使えます。例えば、食堂や図書館などです。特に図書館には語学学生用のreading bookが充実していて、私もよく借りています。パソコンも使うことができます。小さな語学学校だと、食堂はもちろん図書館なんてありません。私が旅行で来たときに１週間だけ通った語学学校は、教室が４つ、トイレが１つ、図書館ではなく本棚が１つといった設備でした（笑）。
また、教室の設備も充実しています。私のカレッジでは全教室に電子黒板があります。十分な数の机・椅子もあります。前述した語学学校では机と椅子が合体した折りたたみみたいな机でしたが、私はそのタイプが好きではありません。広いところで落ち着いて勉強したいからです。ちなみに各階にウォーターサーバーもあって、自分で飲み物を持って行かなくてもいいのが助かっています。しょっちゅう壊れていますけどね＾＾；
③制度がしっかりしている
私のカレッジはBritish Council公認となっており、この間も４年に１回の視察に来て全教員の授業を見学していました。先生方もきちんと資格を持っている人ばかりですし、インターナショナルオフィスがあるので、何かあったときには対処をしてくれます。
というわけで、中長期で留学するにはカレッジがおススメです。カレッジではなくても、大学にも付属の英語コースがあるのでそちらでもいいと思います。ただ、交換留学などで日本の大学と提携しているような大学の英語コースでは日本人が多いので、日本人の少ない環境で留学したい人にとっては注意が必要です。私の友人が通っている大学の英語コースでは、クラス５人中４人が日本人だそうで。。。
本当は私の通っているカレッジについても紹介しようと思ったのですが、長くなりましたのでそれは次回にしたいと思います。
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