シャンゼリゼ通りは
凱旋門やコンコルド広場があり
パリで最も有名な観光名所の一つで
観光名所あるだけでなく
フランスはもとより
世界中の
テレビ局の支局が集中している
エリアでもあります。
観光客だけでなく
週末のフランス大統領選の第一回投票に向けて
大勢のジャーナリスト達が
パリ入りしている中での銃撃事件だったので
衝撃が走っています。
亡くなられた警察官の方の
ご冥福を
心からお祈りします。
昨晩は
銃撃事件の直後から
最寄駅Chareles de Gaulle Etoile駅は閉鎖され
上空は
だいぶ長く
ヘリコプターが旋回していました。
週末の投票所となる
近所の学校前には
今回の大統領選挙に立候補している
11人の選挙ポスターが
立てられています。
昨晩は
11人の大統領選立候補者の
政策演説テレビ討論会があり
このテレビ討論会の最中に
銃撃事件が起こったのでした。
今週末は
この11人の候補者の中から
2人の候補者に絞られる
大統領選挙の第一回目の投票日なので
政治に対して関心が高いここフランスで
このテレビ討論会の視聴率は
かなり高かっただろうと推測します。
よく言われる
右翼と左翼は
フランス革命時に開かれた
国民議会での座り位置が由来の言葉で
右側に貴族などの国王体制側の保守派
左側に人民政府の樹立を求める人民派、革新派が座ったことが
語源とされるそうです。
オランド政権下で
経済担当相だった
若手大臣Emmanuel MACRON氏(39歳)は
昨年8月30日付で経済担当相を辞任し
その時から
次期大統領選へ出馬するための動きと
見据えられていました。
若手で経験不足なのではと
言われていましたが
左派でも右派でもない政治を目指すと宣言していて
今年に入ってからの
FILLON氏の急速な支持率低下により
MACRON氏への注目が
高まっています。
マクロン氏は
プライベートでは
かなり年上で3人の連れ子がいる
ブリジッドさんと結婚しています。
同性愛者との不倫疑惑が浮上しているということですが
FILLON氏のように
金銭的なスキャンダルではないので
影響はほとんどないだろうとの予想です。
Jean-Luc MELANCHON氏は
extreme gaushe=極左の左翼党の共同党首で
富の再配分を公約に掲げています。
今週日曜日の第一回投票は
実質この4人の候補者の争いになると予想されていて
政治に熱いフランス人同僚達とは
このところずっと
政治の話題ばかりです。
自分の主義主張をしっかり話すことが
よしとされていて
自分の意見に対して
全く反対されず
そういう意見もあるわよね、で終わるので
みんな我先に
自分の考えを話します。
銃撃事件を受けて
候補者の最終街頭演説集会は
ほとんど中止が決まったとのことですが
今晩の
サンジェルマン・デ・プレ界隈でも
スーツを着ている身なりの良い人達が
ビラを配ったり
道行く人達に
話しかけていました。
日に日に
日が長くなって行くのを実感します。
今日もとても気持ちの良いお天気でした。
夜のルーブル美術館界隈。
しっかり飲んで食べたので
少し歩いて
綺麗な夜の街並みを散策してから
帰宅しました。
おやすみなさい。