マリー・ローランサン。 | つれづれパリ日記

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パリでの日常-マルシェ、お食事、ファッション、バレエ、スポーツ、読書など、日々のささやかな幸せを丁寧に綴っていきたいです。

少し前のことになりますが
3月の第一日曜日の国立美術館の無料拝観日の日
午後から向かった先は
オランジュリー美術館
→前回の模様はコチラ

(以前のブログを読み返して、そんなことを書いていたのか~、と
思わず笑っちゃいました


今回は前回よりさらに
ちゃんと勉強して美術館へ行きました


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花曇りの午後
コンコルドからチュイルリー公園を抜けて
オランジュリー美術館へ行ってみると
長蛇の列


第一日曜日の美術館巡りは
午前中に出向かないといけませんね~

せっかく来たので
ゆっくり並ぶことにして
30分くらい並んで
入ることが出来ました

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クロード・モネの睡蓮が飾られていることで有名な
オランジュリー美術館ですが
一階に展示されている睡蓮作品群を
ゆっくり歩いて堪能した後

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大好きな
地下の絵画コレクションコーナーへ進みました


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22 Avenue Fochという
今でも高級住宅街の一角であるアパルトモンの
1930年頃のポール・ギヨーム邸の模型

1852年当時
チュイルリー公園のオレンジ用温室だった石造りの建物は
何回もの改装工事の後
「睡蓮」が飾られ
後に、パリ近代芸術界の商人ポール・ギヨームと
彼の未亡人ドメニカ・ヴァルテールの遺贈により
現代のような展示品作品が追加されたのだそうです


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ルノワール作

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クロード・モネ作

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アンドレ・ドラン作
「帽子をかぶったポール・ギヨーム夫人」


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ピカソ作

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シェイム・スーティン作

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ユトリロ作

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アンリ・ルソー作
パリ市の税関職員だったアンリ・ルソーは
仕事が休みの日曜日に主に絵画を描いていたため
le douanier=税関吏というあだ名が付いていたそうです

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アンドレ・ドラン作

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アンリ・マティスの大好きな作品の数々

今回のオランジュリー美術館鑑賞の目的は
「マリー・ローランサン」を堪能することでした。

祖母が大好きだった
マリー・ローランサンのキャンバス画は
どれも優しい色合いで
彼女は若くして認められた新進画家で
パステルカラーで彩られた作風で
売れっ子肖像画家だっただけでなく
バレエの舞台衣装や舞台装置のデザインでも成功したそうです

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マリー・ローランサン作「牡鹿」


ディアギレフのロシアンバレエのために
ジャン・コクトーの台本と
フランシス・プーランの音楽による
「牡鹿」の舞台装飾、衣装を構成したそうです。

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マリー・ローランサン作
「マドモワゼル・シャネルの肖像」


アバンギャルドで強い女性であり
永遠のマドモワゼルと呼ばれたココ・シャネルは
マリー・ローランサンの肖像画では
とても穏やかで優しい女性に見えます。

ココ・シャネルはこの肖像画が気に入らなくて
マリー・ローランサンに返したそうです

近代に向けて
大きく変貌を遂げ始めた1890年代以降の
ヨーロッパ、パリの建築、絵画は
現在、1930年に建てられた建物に住んでいることもあり
とても興味を持っています。

1880年-1930年くらいまでの絵画を主に集めた
オランジュリー美術館のコレクションは
改めて
本当に見ごたえがありました

パリの美術館巡り
楽しいです~