メトロ構内や街角で広告を見かけるようになり
気になっていた美術展を
観に行ってきました
「アール・ヌーボーとTamara de Lempicka展」
以前
渋谷文化村のタマラ・レンピッカ展へ行ったことがあり
彼女の絵はプライベート・コレクションの絵が多いため
今回はどんな作品が集められているのか
とても楽しみだったのでした
この「Pinacotheque美術館」は
私立美術館で
前回の「ゴッホと錦絵展」もとても興味深く
フランス人には人気のある美術館です
→前回の「ゴッホと錦絵展」の模様はコチラ
Pinacotheque美術館
住所: 28 place de la Madeleine 8区
最寄り駅: Madeleine駅、FAUCHONの横
(画像はお借りしました)
Tamara de Lempicka
(1898-1980)
ポーランド、ワルシャワ生まれ、アールデコの画家
ロシア帝国支配下のポーランドで、裕福な家庭に生まれたTamaraは
1917年のロシア革命の際、逮捕されていたポーランド人の弁護士の夫を連れて
国外へ脱出、その後コペンハーゲン、ロンドンと転々とし、パリに落ち着き
生活のため、画家になることを決意。
1925年、自画像
「緑色のブガッティに乗るタマラ」
Tamaraはパリで美術学校へ入り
持っていた才能と、成功しなければならない、という強い意志で
たちまち人気画家となり
スタイリッシュで裕福で
当時の女性が車を運転することは稀だった中、車を乗り回すなど
流行を体現し、自由奔放に生き
仕事と交際に明け暮れ、夫とは離婚したという。
Tamaraは自由奔放に生き
一人娘Kizetteは
小さい頃から全寮制学校へ入れられていて
休みの間は祖母のもとへ帰り、祖母可愛がられて育ったということですが
一方でTamaraはKizetteの絵を多数描いています。
1929年「サンモリッツ」
これらの絵を
以前渋谷のレンピッカ展で観て
古き良き時代を謳歌し
数々の展覧会を開催したり、パトロンがついたりして
自己主張をして経済的に自立した
裕福な女性画家だったということを知ったのでした。
Pinacothequeのレンピッカ展も
とても興味深かったです
私達は
チケット売り場のある
Pinacotheque 2のTamara Lenpicka展から移動して
Pinacotheque 1のアール・ヌーボー展へ
今でもパリ市内の
レストランやカフェで見かける感じの
馴染みのあるポスターが
多数展示されていました
Alfons Maria Mucha(アルフォン・ミュシャ)
1860-1939年
ポスター「GISMONDA」
1900年 Louise Lavrut作「モンマルトルの女」
1894年 Eugene Grasset作「Affiche pour le Salon des Cent」
1900年 Maurice Pillard Verneuil作「Couverture pour le Monde moderne」
「le Chat noir」
Tamara Lempickaへの思い入れが強かったので
Pinacotheque 2から観たのですが
Pinacotheque 1から観たほうがよかったかもしれません
Pinacotheque美術館の展示は
毎回興味深い展示が多いです~
2013年9月8日まで開催されています
(写真撮影不可だったので
画像はすべて、本とポストカードからお借りしました)