銀杏が紅葉して落葉し始めています。

黄色の銀杏を見ると、

父が亡くなったことを思い出します。



父が肺がんからのアスペルギルスの大喀血で、脳症おこして…。

平均余命はまだまだだったから、びっくりでした。

病院でしたが、私ひとり病院にいることになって、その時のことで…


なんか看取ったことが

なかなかショックで、それでも当時一緒に暮らしてたワンコの散歩はせねばで、

(ホントに死んじゃったのよね…)

とそんなことを思いながらの散歩。

その時、銀杏の紅葉がピークで、すごくきれいでした。


以来毎年銀杏が黄色くなると、思い出します。


以前何かのテレビで、

どこかの国の先住民の方々は誕生日が無いと言う。

◯◯の花が咲く頃生まれた

そういった考え方らしいです。

カレンダーとかの数字は記号に過ぎないんですよね。

私も命日はもちろん覚えてますが、どちらかというと、五感で思い出します。


だから、

桜を見ると

よたよた歩く膵臓癌末期の愛犬と歩いたこと、

紫陽花を見ると、

その愛犬が亡くなったことを思い出します。


これから私が年老いて、脳の認知機能が衰えたりして、色々な数字は忘れたりしても、

銀杏の紅葉、散り桜、雨に濡れる紫陽花を見ると引っかかるんじゃないかなって。


今日黄色の沢山の銀杏を見て思いました。