男好きの男性不信、女好きの女性不信？

新刊、好評発売中！

本田健さんのYouTube番組で

　　　　　　　　　　『１人おしゃべりノート』が紹介されました！　　　　
　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒https://youtu.be/CWtcrY6wNVg　　　　　　

自分のすべてを受け容れて、
人生を創造していく仲間を増やす

日記カウンセラーのすずきそうこです。

ここ最近のセッションで
クライアントさん達に共通したテーマが
パートナーシップです。

面白いもので、
皆さん全然違うのに
テーマが重なるのですよね。

私自身の最近のテーマが
女性性に関することだから、かもしれませんが　笑

当初はライフワークやお金、生活習慣について
話していたことが

最終的にココに結びついてくるのね、と
興味深いところでもあります。

私の所に来られる方は

感性豊かな右脳派アーティスト気質を隠し持ちながら
表面上はバリバリ自立の
仕事デキる系の男女がなぜか多いです。

そして独自の美意識があるせいか、
手をかけ過ぎていないけれど、よく見るとかなり美男美女。

なのに、その魅力に気付かず
パートナーシップに苦労されていたりします。

「正直、あなたが、なぜ？？」
という感じ。

密かにモテてるんだけど
遠回しに数回しかアプローチされないから
そこに気付いていない、とか

今執着している人がいて
別の男性・女性の愛情を受け取らず、
その人を無意識に傷付けちゃってるパターンも。

そこに絡む心理のアレコレについて
今回は書いていきます。

セクシャリティ（エネルギー）強めで
器大きすぎがゆえにもたらされる

嫉妬への怖れ、競争意識のワナ、
魅力の封印、抑圧による退屈さなど、
課題は多岐にわたるんですけどね。

自分の性別の肯定、してますか

わたしのところに
パートナーシップに関してご相談が来るとき

よくある原因が
／
過去に自分の性別を否定されるような経験があった
＼
というものです。

例えば

・異性にいじめられた、からかわれた、怖い目に遭った、嫉妬された
・自分のありのままを出すと同性から叱られた、嫉妬された
（男尊女卑の家庭で「男のくせに泣いたり甘えたりするな」と言われて育つ、
母親から女らしい格好を禁じられる、スクールカーストでいじめに遭う、とか）
・好きだった異性に裏切られた
・異性の無自覚的ないじりや心ない一言に、男や女としてのプライドが傷付いた

などなど。

私も振り返ると
この手の経験はいっぱいあった気がします。

母からは常にズボンとショートカットを推奨されていて
子どもの頃はよく男の子と間違われていました　笑

高校まで女子校でしたが、
常に学芸会では男役を振られ、
大学以降もスカートなんてほぼ穿きませんでしたね。

ワンピースを着るようになったのなんて、
起業したここ数年のこと。

それまでは、
わたし＝水色のGパンの人
くらいに思われてたんじゃないかな　笑

にもかかわらず、ロースクール時代は

男性教官と帰り道一緒になって話しているだけで
「2人で夜の街に消えた」と翌日噂になっている。

（他の女子はそんなこと言われないのに
なんでわたしだけ？）

「先生に何度も当てて貰えて、依怙贔屓されている。
首席なのはきっと先生に色目を使っているんだ」
などと陰口を言われる。

（わたしに聞こえちゃって、もはや侮辱罪が成立してますけど？）

・・・みんなが休憩室でおしゃべりしているときも
自習室から早く帰宅してるときも

わたしは1人図書館で夜遅くまで、
腰の高さまで来る量の論文や判決文の資料を
読み込んでレポートにまとめてるよ。

君たち、そういう努力は知らないし、
知ろうともしないで貶めようとするよね。

この卑怯者、
悔しかったら実力で勝ってみろやー！！

体育館裏に呼び出して
そう詰め寄りたい欲求がありつつ、

当時は相手に、「よく通る声だね＾＾」と
イヤミを返すにとどめました。

代わりに日記の中では、
コテンパンにしてましたが　笑

はい、アナタもお気付きの通り
わたしの行動の背景には、

「男性への競争意識」や
「男性への軽蔑と怒り」、
「男性からの嫉妬による屈辱感」がありますね。

でもそれだけじゃない。

もっと奥には

男性優位社会や女性蔑視社会へ
異議を唱えることへの諦め、
人間不信がありました。

＝＝＝＝＝＝

わたしが子どもの頃の話ですが

見知らぬ男の子にプールに突き落とされて
溺れかけたことがあります。

その時、周りの大人は助けてくれませんでした。

思春期には、
何度か痴漢にあいました。

今よりもガラスメンタルのわたしは

驚きと恐怖と屈辱とが入り混じり
その場で声を上げることが出来ませんでした。

そしてその時も、周りの大人の男性は、

どんなにわたしが席を移動しても
張りついてくる痴漢の存在に気付いていながら、
見て見ぬフリでした。

大人になって
コミュニティに参加すれば

同じ意見でも、男が言えば
「よく考えている」と褒められるのに

女の自分が言うと
「小生意気、かわいげがない、怖い奴」と煙たがられました。

グループで飲んでいるときも然りです。

「キミって隙がないよねー」
（別の女性を指して）
「ほら、この人は隙ありそうじゃん？
この中で比べたら、絶対この人が1番モテるよね。」

「そうそう、彼女は応援したくなるよね。
逆にアナタは1人で勝手にやって、って感じ」

そんな男の仲間意識（？）に基づくイジりの会話も、
しょっちゅうでした。

これらの経験が
まるでミルフィーユのように積み重ねって

／
男は、弱いから群れて攻撃する。
男は、卑怯だ。
男は、いざという時に頼りにならない存在だ。
＼

／
女は、損だ。
弱いままでは自分を守れないし、
強くなったら、頼りたいときにも
男からは守ってもらえない存在だ。
＼

／
現実はすぐに変わらない。
女らしさを捨てて
戦うことを選ばなければ
男社会を生き抜けない。
＼

そう思い込むようになって
女性性の魅力を閉じていった、
というワケですね。

男性的なものに対する復讐心がありながら、
男性社会に適合しようとする、という矛盾。

そんな矛盾を抱えて
葛藤しながら生きてきたのです。　

これ・・・
果たしてわたしだけ、でしょうか？

案外、この文章をお読みのアナタにも
ありませんか？？

＝＝＝＝＝＝

自分の話ばかりで
恐縮ですが

幼い頃の自分は
感情豊かで、よく泣いて笑って・・・

絵を描いたり小説書いたり木工製作したり
みんなで遊びを創造したりするのが好きで、

のびのびとした自由な感受性が売りでした。

それをずっと忘れたかのように
封印して、
思考や理性でコントロールして
男性社会に適合し、承認されたところで

すぐに現実がつまらなくなってしまうのが
オチなんです。

アナタはいかがでしょうか？

わたしと同じで、
「退屈さ」も人生のテーマに入ってきていませんか。

だからこそ、
パートナーシップに向き合う過程で

自分を取り戻すために
ライフワークや生き甲斐を探したり

日記を書きながら
コアな価値観や使命を掘り出していくのも
大事だったりします。

ビジョン心理学では
「真実のパートナーと天職は一緒にやってくる」
という格言があります。

つまり、パートナーシップと本音でやりたいことは
同時並行的に見ていくと良いってことです。

やりたいこと探しにハマる人ほど、
パートナーシップに向き合った方が案外
近道かもしれません＾＾