諦めと全く興味がない俺はその言葉をいつも通りに「はいはい」と受け流していた。
七時を少し過ぎた頃。「学校の窓から見たかも!」というひなにとって衝撃的事実話を聞いていた俺にもう一つの音が耳に入ってきた。
「ただいまー」
玄関から凛とした声がした。スリッパを履く音と共に廊下を擦る音がリビングに向かってくる。
「弥生さんおかえりなさい」
外見から言えば仕事が出来るかっこいい女性に見えてしまうスーツ姿の弥生さんはウェーブがかかった髪を肩の上で揺らし、訪ねてきた。
「もう夕飯できちゃいましたか?」
俺より背が低いので上目づかいで言われる。
「はい。もう夕飯出来てますよ」
おっとりとした表情で、
「いつもありがとう透さん」
「いえ俺の担当ですから」
「そういえば朝ごはんあんな物でごめんなさいね」
小動物が困ったようにおろおろしながら言う弥生さん。この表情で男はいちころなわけか。
「朝気づいたら時間なくて急いでたの。今度はちゃんと透さんも二本用意しますね」
「ありがとうございます。出来れば今度はバナナ以外がいいですが」
「あら あら、バナナは朝に食べると体に良いんですよ? だからバナナなんです。栄養満点ですからね!」
頬に手を当てながら笑う弥生さん。
七時を少し過ぎた頃。「学校の窓から見たかも!」というひなにとって衝撃的事実話を聞いていた俺にもう一つの音が耳に入ってきた。
「ただいまー」
玄関から凛とした声がした。スリッパを履く音と共に廊下を擦る音がリビングに向かってくる。
「弥生さんおかえりなさい」
外見から言えば仕事が出来るかっこいい女性に見えてしまうスーツ姿の弥生さんはウェーブがかかった髪を肩の上で揺らし、訪ねてきた。
「もう夕飯できちゃいましたか?」
俺より背が低いので上目づかいで言われる。
「はい。もう夕飯出来てますよ」
おっとりとした表情で、
「いつもありがとう透さん」
「いえ俺の担当ですから」
「そういえば朝ごはんあんな物でごめんなさいね」
小動物が困ったようにおろおろしながら言う弥生さん。この表情で男はいちころなわけか。
「朝気づいたら時間なくて急いでたの。今度はちゃんと透さんも二本用意しますね」
「ありがとうございます。出来れば今度はバナナ以外がいいですが」
「あら あら、バナナは朝に食べると体に良いんですよ? だからバナナなんです。栄養満点ですからね!」
頬に手を当てながら笑う弥生さん。