13年前だけど。 | あびのブログ

あびのブログ

趣味(スクラップブッキング、バイクCB223、読書、Netflix、娘の観戦、息子の⚽️観戦)のこと、仕事のこと、愚痴や思うことなど徒然なるままに書いています。40代、高2女子、小6男子のお母さんです。



13年前だけど、

しまってた感情が

突然湧き出てくることがある。


きっかけは

同僚が産休入る時のこと。


「元気な赤ちゃん産んでね」

とか

「元気な赤ちゃん産んできます」

とか


べつに普通のコメント。


でも、

「元気なあかちゃん」って言葉に

なんとなく引っかかってはいた。


そして今日 

運転中、救急車のサイレンの音を聞いて、

それがフラッシュバックしてしまったみたい。

突然涙が止まらなくなってしまった。。



わたしは

13年前に娘を生後1ヶ月で亡くしてる。

心臓病で。

産まれた産院で初めてわかって

小児科のある総合病院に搬送されて検査。

その後さらに

新生児の心臓手術のできる病院に搬送された。


救急車のサイレンで

たまにギュッと心臓が締め付けられるような感覚になる時はあったし、

たまに目に涙が滲むことはあったけど、

いつもではないし、その程度。


でも

今回は思った以上に

「元気な赤ちゃん」の言葉が

刺さっていたようだ。


元気に産んであげられなかった申し訳なさ。。


生まれてすぐに

心雑音がある、心臓病かもしれない

って言われた時、

一瞬落ち込んだけど、本当に一瞬。

だって生まれてくれたこと自体嬉しかったから。

申し訳ないなんて気持ちより、

生まれてくれてありがとうの気持ちが強かった。


心臓病で運動とかいろんな検査とか

これからくるであろう大変なことを

一緒に乗り越える覚悟もできていたのに、

一緒に生きていくことが当然だと思っていたのに。


まさか

いなくなってしまうとは

全く想像できなかったあの頃。


いなくなってしまってから

元気に産んであげられなくて

本当に申し訳なくて。

もう一生心から笑えることなんて

ないんじゃないかと思っていた時もあった。


産休は産後2ヶ月。

産後1ヶ月でなくなって子どもがいない中、

家の中のソファでボーッと過ごす日々。

涙が勝手に流れてくる毎日。

夫が心配して1日1回電話かけてきてくれてた。


そして無情にも

産後2ヶ月で職場復帰。

亡くなって1ヶ月しか経ってない。

子どもがいないんだから育児休暇は…ない。


あの時、

保育園に復帰したくない

と言ったけど聞き入れてもらえず、

仕方なく産休前にいた保育園に復帰。

しばらくは行きの電車で泣いてたな。。


上の子がいたことや

夫の支えで

なんとか回復して、

今がある。


あんなに悲しくて

もう一生心から笑えないかもと思った私も、

今は毎日

楽しく過ごせている。

周りの人たちに感謝しかない。


でも、

とじこめてた感情が

何かの拍子に

こうして爆発する時がある。


でもいいよね。

爆発したあとは

また大切にしまっておこうと思う。


私たちのもとに生まれてくれたことは

とてもありがたいことだから、

うちは命日ではなくて、

紬希(つむぎ)の誕生日にケーキを買って

毎年お祝いしてます。


元気な赤ちゃんに産んであげられなかったけど、

私たちの子どもに生まれてくれて

ありがとう。