じんこです
あぼやんの実家に久しぶりに帰った私たち。
翌日は台所の出窓のブラインドを別の場所に取り付けてくれとの命令からです
築40年になるあぼやんの実家に、新築の際に取り付けたブラインドです
サビと油がべったり付いていて簡単に外れそうにありません
「こんなもん取れんわ!きちゃないけえ捨てんさい!」
「はあ⁉︎壊れとらんのじゃけえ使えるわいね!」
あぼやんは少々の抵抗は試みましたが
やはり命令には逆らえません
あぼやん工務店は
iPhoneでブラインドの外し方を検索し
クレゴーゴーを吹きつけまくり
部品のバネを飛ばしながら、何とか外しました
ブラインドを外すのに、出窓に登ったあぼやん
作業をしながら足を動かすとそこには包丁が
「殺す気かっ!」
と叫ぶあぼやん
包丁に気付かないあぼやんが悪いのか、そこに包丁を置いたお母さんが悪いのか
何とも言えませんが…
お昼になっても作業は続きます
お母さんは、よう働いてくれるけえとおそばを茹でてくれました
「無くなったらひっくり返して!9分じゃけえ」
と、お母さんが私に言いました
へっ何のこと
無くなったら、って何が?
お湯のことか
お湯が無くなったらそばをひっくり返せばいいのか
私がおそばを見ていると
「無くなっとるじゃない!」
と言って
出窓に置いてある砂時計をひっくり返しました
あ、それですか…
……
食後にあぼやんの腹を見て
「あんたあ、ダイエットしとるんじゃないんね!」
とお母さん
「うるさいわ!」とあぼやん
「お互いこの腹をどうにかせにゃあいけん!」
と、お母さんは自分の腹をなぜながら言いました
家に帰ると気絶するように倒れ込んだ私…
あー
世界がぐるぐる回るーー