辻村深月さんの『琥珀の夏』を読みましたよお。
どこかの書評でこの本が、
「とあるカルト集団内で起きた少女の死亡事件を取り扱った『琥珀の夏』は…」
と紹介されていたんです。
カルト集団…壮絶そうだな、と興味を持って読んでみたら、
この小説に出てくる集団はカルト集団という言葉から受ける過激さは無くて、拍子抜けしました。
しかし、なんか胡散臭い集団だなという気持ちをずっと持ち続けながら読み進んだのは確かです。
その自分の印象が、合っていたのかそうでなかったのか、
読み終わったあともよくわかりません。
多分、「合っていなかった」だと思うんですけど。
他の方にも感想を聞いてみたいですね。
辻村深月さんの小説は、これで3冊読みました。
人物の心の描写が丁寧で、
人としての成長を細やかにかつダイナミックに描いているのがどれも素晴らしいですね。
↑一癖も二癖もあるラブストーリー
↑抜けるような青の鮮やかさが目に沁みる