
昨日もブログに書いたように、
私は、偉そうな言い方の本が苦手だ。
資格試験の教科書などなら、ある程度の上から口調は我慢できるが、
本なんて基本娯楽のために読むものなのに、
なぜ偉そうな、教えてやる口調を我慢して読まねばならぬのか。
大学生のときに、
岩波新書か中公新書で、
『社会学入門』みたいな本を本屋で見かけた。
社会学興味あるし、読んでみよう!と、
試し読みもせず買った。
だって、『入門』なら、そんな大差ない社会学の基本的なことが書いてあるんじゃないかと。
家に帰って、読み出すと、
最初の前書きの1ページ目で、
「君たちはまだ何も知らないだろうから、社会学というものを教えてやろう」
的ないやらしい前書きが!
ムカッ!
なに?!上から?!
なに?!この上からの態度!
ムカつくこのジジイ!!!
頼まれても読まないっ!!
誰が読むか!!
と怒ったところで、
デジャブを感じた。
私、今と全く同じ感情を持ったことがある!
これ、前にもあった!!
自分の部屋に行って、
本棚をよく見ると、
全く同じ本がそこに…。
時代が変わり、
現代の本はとても優しい言い方のものが多くなった。
良いことだ。