今日は仕事帰りに銭湯に行きました。
それで湯船に浸かって至福の一時をゆったりと楽しんでおりました。
すると、そんな癒しの時間を邪魔するようにどこぞのガキがバシャッバシャッと水しぶきをあげて俺の前で泳ぎ始めたのである。
プチリと頭に血がのぼった俺は
このガキの親は何やってんだ?教育がなっとらん!
と小言の一つでも言ってやろうと、こやつの親を探して辺りを見回せば、なんとびっくり、その親父らしき人物も一緒になって泳いでやがるのであった。
さて、俺様は呆れるどころか怒りが頂点に達して
ここはテメーらの家の風呂場か!
などの怒号が喉元まで出かかったのであったが今まで切れてさんざん失敗した過去が甦り、またこんな馬鹿どものために俺の大事な気力を失うのももったいないと
そう思った俺は冷静になって考えて、その親子をにこやかな笑みで見つめながら湯船の中でおしっこをしてやりました。
奴らは何も知らず湯船に顔をつけてバシャッバシャッと泳ぎ続けておりました。
俺は俺でそれでもいささか物足りず、それならついでに大きいほうでもしてやろうと思ったのであったが、ふんばってもふんばっても出てくる気配がなくて悔し涙を飲むのであった。
とにかく、俺はおしっこによって日本の教育や常識、果ては教養などを正したと言っても過言ではないのであったが
ただ心残りであるのは大きいほうが出なかったことであるので、俺は早々に湯船から出て体を流し銭湯を後にしました。
それで帰りの車の中で試しにふんばってみれば、いとも容易く大きいほうが音をたてて溢れ出てくるのであった。
それは、頑張っても、わめいても、泣いても止まらず、
とうとう下半身が汚物まみれになった俺はハンドルを握りながら
このまま銭湯に戻っていいものなのか
と悩んでみたものの銭湯の番台のオッサンの俺を蔑む顔を想像し、やはり銭湯には戻れず俺は仕方なし一人笑うしかないのであった。
やがて車内には汚物の臭いが充満し、窓を開ければ夜の冷たい空気が流れ込み、俺は凍える体を震わせながら車を走らせました。
そして家に帰った俺は汚物にまみれたままで(家には風呂がないので)自己嫌悪が見えなくなるまで酒を飲み続けました。
今日は祭りだ。
と、早朝に目覚めた俺はそう思った。
神輿のことを思うといても立ってもいられない。
で、祭りといえば、はっぴに鉢巻き、そしてふんどしである。
俺は布団から飛び出すとタンスの前に向かった。
だが、それらお祭り三種の神器をタンスから取り出そうとして手を止めた。
今日も仕事である…ワッショイ
祭りは大好きだが、仕事は大切だ。
なにより今日は大事な会議があるのだ。
俺は悩んだ末に祭りと仕事を両立させることにした。ワッショイ
まずは裸になりふんどしをしめた。
それだけで身体中に気合いが漲った。ワッショイ
それから背広を着て鉢巻きをネクタイ代わりに首に巻いた。
そのあと台所で酒瓶を手に取り、酒を喉に流し込んだ。
そーれそれそれ祭りだぁー!
俺は大声で叫ぶと家を飛び出した。ワッショイ
途中、神社に寄って一踊りしてから駅に向かった。
駅では電車が来るまで三踊りし、さらに売店で酒を買って呷った。
祭りだ!祭りだー!
俺は電車に揺られながら踊り狂った。
やがて会社に着く頃、俺のお祭り気分は最高潮に達していた。
会社の中に入り、一歩一歩ゆっくりと丁寧に踊りながら会議室に向かう。
すれ違う同僚達への挨拶はもちろん
ワッショイ!
だ。
階段も踊りながら駆け上り、会議室のドアを開けた。
神輿はどこだ!
俺の問いかけに椅子に座った重役達はポカンとしている。
江戸っ子をなめるなよ!ワッショイ
俺は吐き捨てるようにそう言って椅子に座った。
1人の女子社員が俺の前に資料を置いた。
祭りは男の世界だ。
女子供が入ってくるな!
俺はその子を睨み付け、目の前の資料を弾き飛ばした。
「大丈夫か?君?」
と、社長のその一声は明らかにケンカ口調だ。
てやんでぃ!
お祭りに欠かせないのがやはりケンカだ。
THEケンカ祭り!
俺ははっぴ…
もとい、背広を脱ぎ捨て、社長に飛びかかった。
そーれそれそれお祭りだぁー!
次々と迫り来る重役達をなぎ倒し最後に社長を突飛ばした。
飛び交う血と汗がケンカ祭りに花を添えた。
やがてぐったりとして横たわる社長を俺は担ぎ上げ、踊り狂った。
ワッショイ!ワッショイ!
血の海の中で担いだ社長を上下に揺らし、勝利に酔いしれる俺。
ワッショイ!ワッショイ!
いつしか救急車とパトカーのサイレンが辺りに鳴り響いた。
だが、俺の耳にはそれらのメロディが祭り囃子や太鼓の音色に聞こえるのであった。
ワッショイ!
と、早朝に目覚めた俺はそう思った。
神輿のことを思うといても立ってもいられない。
で、祭りといえば、はっぴに鉢巻き、そしてふんどしである。
俺は布団から飛び出すとタンスの前に向かった。
だが、それらお祭り三種の神器をタンスから取り出そうとして手を止めた。
今日も仕事である…ワッショイ
祭りは大好きだが、仕事は大切だ。
なにより今日は大事な会議があるのだ。
俺は悩んだ末に祭りと仕事を両立させることにした。ワッショイ
まずは裸になりふんどしをしめた。
それだけで身体中に気合いが漲った。ワッショイ
それから背広を着て鉢巻きをネクタイ代わりに首に巻いた。
そのあと台所で酒瓶を手に取り、酒を喉に流し込んだ。
そーれそれそれ祭りだぁー!
俺は大声で叫ぶと家を飛び出した。ワッショイ
途中、神社に寄って一踊りしてから駅に向かった。
駅では電車が来るまで三踊りし、さらに売店で酒を買って呷った。
祭りだ!祭りだー!
俺は電車に揺られながら踊り狂った。
やがて会社に着く頃、俺のお祭り気分は最高潮に達していた。
会社の中に入り、一歩一歩ゆっくりと丁寧に踊りながら会議室に向かう。
すれ違う同僚達への挨拶はもちろん
ワッショイ!
だ。
階段も踊りながら駆け上り、会議室のドアを開けた。
神輿はどこだ!
俺の問いかけに椅子に座った重役達はポカンとしている。
江戸っ子をなめるなよ!ワッショイ
俺は吐き捨てるようにそう言って椅子に座った。
1人の女子社員が俺の前に資料を置いた。
祭りは男の世界だ。
女子供が入ってくるな!
俺はその子を睨み付け、目の前の資料を弾き飛ばした。
「大丈夫か?君?」
と、社長のその一声は明らかにケンカ口調だ。
てやんでぃ!
お祭りに欠かせないのがやはりケンカだ。
THEケンカ祭り!
俺ははっぴ…
もとい、背広を脱ぎ捨て、社長に飛びかかった。
そーれそれそれお祭りだぁー!
次々と迫り来る重役達をなぎ倒し最後に社長を突飛ばした。
飛び交う血と汗がケンカ祭りに花を添えた。
やがてぐったりとして横たわる社長を俺は担ぎ上げ、踊り狂った。
ワッショイ!ワッショイ!
血の海の中で担いだ社長を上下に揺らし、勝利に酔いしれる俺。
ワッショイ!ワッショイ!
いつしか救急車とパトカーのサイレンが辺りに鳴り響いた。
だが、俺の耳にはそれらのメロディが祭り囃子や太鼓の音色に聞こえるのであった。
ワッショイ!
ふと、見上げた夜空には月。
遥か彼方に浮かぶそれは俺の存在を消した。
いや、かつて愛した恋人も、友人や知人や神様、俺に纏わる事柄はもちろん、あちらこちらに広がる全ては夜空で輝く月に消されたのだ。
残されたのは記憶と臆病と刃物。
消された全ては行くあてもなくて、ゴミ屑のように涙を流すしかないのです。
それから我にかえった俺は見様見真似で輪廻転生を繰り返すのであった。
遥か彼方に浮かぶそれは俺の存在を消した。
いや、かつて愛した恋人も、友人や知人や神様、俺に纏わる事柄はもちろん、あちらこちらに広がる全ては夜空で輝く月に消されたのだ。
残されたのは記憶と臆病と刃物。
消された全ては行くあてもなくて、ゴミ屑のように涙を流すしかないのです。
それから我にかえった俺は見様見真似で輪廻転生を繰り返すのであった。