●1月5日昼の部 ●三吉演芸場
照明で俳優・役者を活かすことも、殺すことも出来る
と某照明マンから聞いた事がござんす
良太郎も
照明の角度、明暗、色使い、スポットなどを
自分で考え設定している・・・・
と樹林で話しておりやした
そんな照明を活かした事によって
感情などを見事に表現し
芝居をより味わい深いモノにしていたでござんす
芝居は1時間20分
もっと短くするために
台本通りにやったが
アドリブを入れる事が出来ず大変だった・・
と終演後の口上で良太郎が言ったら
座員も客も
手や顔を横に振って否定
シンドイ内容の芝居に
良太郎のホッとさせるアドリブが随所に・・・
【あらすじ&情景】
●開演3分前に「裏道の花」の曲が流れ(速報済み)
曲の途中から座員が客席を通り
舞台の上に上がり幕前を横切る
伸吾は客席からではなく、舞台上手から登場し花道を去る
良太郎は登場せず
●良太郎のナレーション
「男には、どうしても守りたいものがある」が・・
どんな内容だろうか?
この芝居を観た事が無ぇ客の期待が・・・
あっしも。。。。
(第1景 男の家~別れ)
お互いの過去には触れず
ラブラブで暮らす大工の男(良太郎)と女(香おり)
●花道から登場の良太郎に大きな拍手と歓声
●翔一郎にアドリブをカマす良太郎
男が留守の間に
女の昔のヒモ(たくや)が現れ
女を無理矢理連れ去ろうとする
ヒモは
男の過去がバレれば役人に捕まってしまうと言い
嫌がる女を脅す
女は書き置きを残し
男と一緒に・・・・
帰って来た男は手紙を見て愕然とする
「捨てられた・・・」と思い・・・
●舞台中央に立っている良太郎に、ピンポイントの照明が
台詞が無くても、男の悔しさと哀しさが伝わる
(第2景 女郎屋の前~男と女の哀しい再会)
●第2景準備のための幕間には、必ず何らかの場面を入れる劇団九州男
女郎屋の客引きに扮する要(かなめ)が登場し笑わせる
女は女郎屋に売られていた
ヒモは女に金をたかり放題・・・・
・・・・・・・・・・・・
男が女郎屋の前を通りかかり
女と再会する
驚く二人・・
逃げる女を追い女郎屋に入る男
(第3景 女郎部屋~惚れた女のためならば・・)
男は女を探しながら
昔の稼業のヤクザに戻っていた
女は汚れてしまった身を恥じ
昔に戻れないと男に訴える
男はどんな事をしてでも
(女を)昔の様に幸せにする
と答える
男は身請け金を得るために
命を賭けて賭博場に向かう・・・
これが最後の別れになるかも・・と思いながら
(第4景 賭場~勝負の行方は?)
ヒモが女から巻き上げた金を使い果たしていた
ヒモは、親分(伸吾)に
10両を貸してくれと必死で頼む
●吹葵(ふぶき)の笑わせ場面が・・・
10両を貸す親分
しかし、何か企みがあると感じる親分
入れ違いに男が賭場へ・・
男の命を懸けた勝負が始まる
女を守り抜くための・・・・
男の名前は「純」
一途に女のために尽くす純な心の男
女の名前は「お陽」
日陰の道を歩みながら、陽の光を求めて生きる女
二人の運命はどうなるかは
何処かのセンターか劇場で・・・m(__)m
この後に大詰めの第5場がござんす
効果的な照明によって
魅入ってしまう殺しとラストの場面が・・・
センター、劇場の規模に関係なく
照明によって舞台に魅せられるでござんしょう
良太郎の恰好え~格好え~
十分に感じさせる芝居でござんす
芝居は以上でござんした