「最近日産車ばかりだな?」って???

いえいえ、日産車は日産車でもミニカー化が稀有な、それも古の1/40スケールモデルのご紹介です〜‼︎



PAO(パオ)。平成元年に登場したとは思えないルックスのコンパクトカー。

同時期といえばバブル絶世期。どの自動車メーカーも先進技術やエンジンスペックのみで鎬を削っていた時代でして〜😝

そんな風潮に対して「こんなイロモノ枠があっても良いんじゃないの?」と日産が投入したBe-1を発端に、レトロな外観に最新車の安定性をガッチャンコしたマシン群が“パイクカー”と呼称され、その第二弾がこちらのパオになります。


Be-1は10,000台の限定販売だったのに対し、パオは受注期間(3ヶ月)の内に予約した人全員に納車をするという方式を取られました。


その背景として考えられるのは先代の異例過ぎる人気っぷりかなぁと。

元々日産も「こんなクルマも面白いでしょ?」程度に投入したBe-1がえげつないほどの注目を集め、都内には同車のグッズのみを取り扱う“Be-1ショップ”なるものまで出現。更には当時の馬力競争故にそこそこ犬猿の仲に近しい存在だったトヨタ自動車のデザイン部門から熱烈なアプローチを受け、異例の懇親会を開いたなんて逸話も残っています😳


もちろん実車も即完売…それどころか限定車は売れ残るという定石を覆し、抽選で購入者を選定せざるを得ない局面に至り、中古車であってもプレ値で取引が行われるという圧倒的供給不足から、パオでは安定して欲しい人が買えるよーに‼︎と改善がなされたのでしょう。

同年に280馬力を発揮するZ32型フェアレディZが登場した傍、たった52馬力のコンパクトカーが全く別のアプローチで注目を集めた訳です。

やっちゃっていた頃の日産スゴいよね〜👍



ヨネザワ(米澤玩具)は戦前より玩具の卸売を、そして戦後にブリキ玩具の製造を手掛けていた老舗メーカー。

1960年代に競合他社がミニカー事業から撤退するのに際して製造設備を買収、並びに参入することになります。

その後1/40前後のスケールモデルをダイヤペットシリーズとして展開。3インチミニカーが覇権を握るまでの間とてもメジャーなミニカーメーカーとして同スケールを斡旋しました。


やはり文献が少ないのですけど、このダイヤペットのパオは1980年代後半から、別会社にブランドが譲渡される2000年頃まで販売されていたものっぽい。

そうそう、パオ自体の知名度は高いのですけども、ミニカーがあまり無いマシンですので、ネットオークションを中心に(恐らくは)定価の数倍で取引が行われている形になります。

私も幾度かリサイクルショップで邂逅しましたが、やはり「買ってもいいな」と思えるほどの価格帯のものは皆無…でしたが、先日ニコニコフリーマーケット梅の湯さんにお邪魔した際に明治時代の物価みてーなあり得ない金額で置いてあったので購入することに成功しました✌️



丁度石川テレビにて取り上げられた直後で、故にこれ程人が来たのは銭湯として営業してた時以来なのでは⁉︎と言わんばかりの繁盛っぷりでしたけども、それでも尚レアモノが大量に転がっており全然手付かずでした✌️

マジで皆さん行ってみてください〜🙇🙇🙇




よこ。コンパクトカー言えども1/40なのでかなり大きく、そして底面もダイキャスト製故にかなーりズッシリとした感触を味わえます😋


ヨネザワのパオはカラバリが3種類存在しますが、こちらはクリームのもの。他は実車だとド定番のアクアグレー、そしてレトロなマシンにはこれまたぴったりの赤。クリームはクリームでパオのデザインそのものの秀逸さを再確認できるというか…焼肉でいうところの「味付けは塩のみ‼︎」みたいな感じでしょうか?笑


40年近く前のキャストになるので、正直イマドキの3インチの方が造型面では勝ります。

只、パオのレトロなシルエットにはこのくらいの丸っこさが丁度いいかなと感じました👀




リアビュー。リアルライダー…じゃなかった、タイヤはゴム製。実物は普通車とは思えない12インチの極小サイズのホイールが純正で備わっているので、ややタイヤが小さく見えるな?と思えるくらいが寧ろ実車準拠なのです〜‼︎



おかお。塗装や印刷は殆どされていませんが、ヘッドライトやグリルはボディとは別の銀色パーツで再現されているので寂しさとかは全く無いです。

なんかこれ以上無いほどの“The おもちゃのクルマ”って佇まい🤭



おしり。パオではハードトップ/キャンバストップの2パターンのボディ形状が採用されていますが、今回は後者の方。コレがあるとより欧州車感が滲み出ます😇


…そう、このミニカーで唯一の塗り表現がこの幌部分なんですよね〜

裏を返せば、シンプルでありながらも見て瞬時にキャンバストップや‼︎ってなる秀逸なストラテジーですヨ‼︎




ギミック① 左右ドア開閉アクション‼︎


大柄なスケール故、3インチでは設けづらかったギミックを搭載しやすいのが約1/43スケールミニカーの醍醐味。

こちらもドアを開閉し、外装同様簡素でお洒落なインパネを確認できます👀
ハンドル位置がやや低いことを除けば、柔らかそうなシートや丸っこいメーターパネル類等実車の特徴を上手く落とし込んでいますね〜✌️



ギミック②ガラスハッチ&ドロップゲート開閉アクション‼︎


現行車だとランクル系くらい?の二分割式のテールゲートもしっかりと動きますよ💪

この開閉方式における実車の実用性は少し疑問符ですけど、この手の車にこのアクションがあるとマジでレトロさを出すべくに力を入れています‼︎って感じがしますよね〜😏



時には性能よりも伊達さが優先されることもある訳です。

そう、“見栄”ではなく“伊達”。そんな現代美術の価値観を平成一桁で導入していたとは…嘗ての日産(with造型化に踏み切ったダイヤペット)恐るべし🤣