55年のトミカ史において最もプレミアが付いている通常品のご紹介。



コルトギャランGTO。人によっては三菱初のスポーツカーと称されることも多い当車。

しかしスタイリングを任された上砂公昭氏曰く「セダンの派生モデルでは若者が欲しがるスペシャリティカーにならず、かといってスポーツカーでは数が売れないので開発時に悩んだ」とのことなので、僕は‘実用性のある2ドアスペシャリティカー“と解釈しています。


結果として航空機を意識したエクステリアを採用し1970年に販売開始。1番いいグレードである”MR“には三菱初のツインカムエンジンを搭載するという威信作でしたが、オイルショックを元とする排ガス規制の強化により当グレードは835台のみの製造に留まりました。



トミカでは実写登場の翌年に当たる1971年に登場。国内生産が追いつかない故に香港にて製造されたモデルが6車種ありましたが、その内の1台です。


塗装が剥がれやすい、ピラーがもげやすい、ハンドルが大きすぎる等々日本製に比べて造りが甘く、早期で販売を辞めてしまった直後、工場が火災により金型が焼失するという追い討ちが入ったことにより再生産は不可。それでいて造りがあまり良くなかったため当時は不人気だったことが理由でえげつないプレミアが付いてしまった…というバックストーリーがあります🤣


美品箱付だと20~50万円くらいで売買されているのだとか😇イヤイヤ当時180円のミニカーですよ???




よこ。上記の先入観が強いためか確かに何処かトミカらしくない気もしなくはないです。

コレクターの間では“1A”と呼称されているらしい極初期トミカのみの採用に留まった、あまり見慣れないホイールが装着されている故なのかもしれません😐

とはいえ見れば直ぐに「ギャランGTOだ‼︎」って判別できるくらいにはボディラインは実車準拠です✌️




リアビュー。アメ車に強く感化されたであろうダイナミックなシルエット。ダックテールは空力に拘った結果MRグレードでは標準装備だったそうな…🤔

テールライトは後から塗られたものではなく、最初から彩色されているもの。

結構この頃のジャンクトミカを買うと前オーナーが塗っていることもあるのでそーいう感じかな?と思いましたが、オークションに出ている極美品でも塗られていたので多分そうです😁



おかお。今のトミカではまず見られない華奢すぎるAピラー。ジャンク品だとここが折れている個体が非常に多いですが、自分の入手したものは奇跡的に残っています✌️



おしり。ここまでボロボロだと躊躇わずに素手で触れるのでありがたいです🤣

なんというか、トミカの塗装というよりもホットウィールに近いキラキラスペクトラムフレームみたいな質感のカラーです。



両ドア開閉ギミック。ハンドルがデカい‼︎

図鑑でしか拝めなかったくらい希少なモデルなので、いざ見ると感動します🥺



裏側。車体後部に申し訳程度に“HONG KONG”と打刻されているのがわかるかと🤭

日本製トミカと異なる材質なのか?ボディボロボロ具合と対比すると白錆が全然浮かんでいないシャーシですね〜



5歳くらいの時にやや大人向けのトミカ図鑑を買ってもらい、穴を穿つほど読み耽った日々。

当時子どもながらも「恐らく一生縁のないモデルだろうな…」と思っていましたが、まさかの入手でした😇