2007年08月某日

今日はチエの番ニヤリ

県大会が終わってから、やや落ち着いた8月のある日、やっぱりパパは言いました。

「おまえ、高校はどないするねん?」

と言いながらパパは、2つの高校に絞っていました。

週末によく出稽古に行かせてもらっているRアイランド高校とヒョウゴ商業高校です。

パパは、チエがどちらかの高校で柔道をすると確信していました。この1年間の柔道への取り組み方がすごく良くなっていたからでした。

だとしても、チエはシンと違って

「わたし、高校でバリバリ柔道したいねん♥️」

なんて絶対に言わない娘ですので

ん・・・うん・・・😖

と口ごもるだけでした。

「あんな、おまえはシンと違って成績もあるから勉強でいってもええし・・・柔道をするしないはおまえが決めることや」

「うん」

「ただ!」

「ただ?」

「そう!ただ、もし高校で柔道をするんやったら、早く行く高校を決めて、他の中学のライバルやった子らにおまえが行く高校を教えてやりなさい😊」

「え~~なんでぇ~?😲」

「そうしといたら、チエと一緒にインターハイを目指そうとする子は同じ高校に来るやろうし、逆におまえを倒そうと思う子は別の高校に行けるやんか」

「ふぅ~~ん」

まだ良くわからないといった感じでしたが、

「おまえはもう人の進路に影響を与えてもおかしくないほどの選手になったんやで😌そやから早く高校決めなさい」

と言われると「ふうん、そうなんかなぁ・・・」と呟いて

「わかった。がんばるわ」

と照れくさそうに言い残して、部屋を出ていきました。(つづく)