7月某日、人間×自然×技術=未来@SusHi Tech Squareに行きました。
 
 
「人と自然の新しい関係式を、クリエイティビティとテクノロジーによって生み出す」をテーマに、アーティストやクリエイター、企業、研究者たちが自然・環境に没入できる新体験を提案する展覧会。
 
自然環境とテクノロジーに関わる作品に触れながら、未来を考えてみようということですが、どちらかというと、たくさん遊べて楽しかった!で終えてしまった😅
 
ドローンでUFOキャッチャーしたり、VRで日本の上空を飛んだりと、たくさん遊べて、全部無料の展示です。
 
 

 

  人間×植物×AI

 

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岸裕真《告白のハルシネーション》
 
岸によってデザインされた自然言語処理モデル「MaryGPT」を使って、架空の鳥と対話するような感覚を体験する作品。
 
人間からの問いかけに、奇妙でポエティックな返答をする鳥ちゃん。
それもそのはず?MaryGPTは小説『フランケンシュタイン』のみを学習したAIだそうで、AIハルシネーション(人工知能が間違った情報を生成する現象)を楽しむというもの。
 
会場では鳥ちゃんへの質問を投函でき、それらはプロンプトとして入力され定期的にアップデートされるそうだ。私の質問にもいつか答えてくれるのかな?
 

 

 

  人間×鳥×VR

 

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VoxelKei《JAPANELAND SKY》
 
VRゴーグルとコントローラーを装着して、日本列島の上空を自由に飛ぶことができる。
 
国土地理院の基盤地図情報をもとに立体化された映像とのことで、山や川、町などが見えるのだが、高画質になったら没入感がさらに増しそう。
 
空を自由に飛べる感じは楽しかったです。
高所から急降下するとスピード感が増してさらに楽しい。ちょっと酔うけど。
ところでこれ、どこまで低空飛行できるんだろう?墜落しちゃうかもと思って抑えてしまったが、試してみればよかった笑
 

 

 

  人間×昆虫×ドローン

 

つづいて、ミツバチに見立てたドローンで花粉を運ぶ、ミツバチなりきり体験。

R2《ミツバチ・デリバリー》上差し丸枠はドローンが花粉を運んでいるところ

 
花粉に見立てたボールをクレーンゲームのように掴んで、雌しべに見立てたカゴの中へ落とす。
擬似体験を通して、ミツバチが減少する問題、生き物と共に生きる未来を考えるというもの。
 
ドローンの操縦やってみたかったので楽しかった!
コントローラーを軽く押してもわりとグンと動いてしまうので、微調整は少し慎重になった。
 
ドローン欲しいなあ…空撮楽しいだろうなあ。
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こうして見ると、確かに虫みたいだコスモス
 

 

 

  人間×植物×IoT

 

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Ian Grossberg《GROWING TABLE》
 
巨大な切り株と廃材でできたテーブルに、植栽ポッドが備え付けられている。
ボタンが光っているポッドには水をやることができ、みんなで育てる様子がタイムラプス動画で映し出されている。
 
変わった形のポッドだなと思ったら、これ街灯だった!
 

 

 

  ライブラリー

 

素敵な本が並んだコーナーもあって、広いテーブルで読める。
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あんぐり<よく見ると、椅子の足は野球バットとかを再利用している。
 
私の好きな本も色々ある!
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いい出会いもあった。
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マルディネなどと同じ居場所を感じた。

 

 

 

  デジタル×スポーツ

 

東京都が主催する本展、会場では「デジタルでみる東京自然いきもの展」「TOKYO FOWARD TOKYO2020 レガシー展」も同時開催中。
 
レガシー展は、東京オリンピック2020にまつわる展示でした。
レガシー()はさておき、デジタルスポーツ体験は面白かった。
 
VRフェンシングと、サイバーボッチャが体験できました。
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VRフェンシングはヴァーチャル太田選手と対戦できる。
選手目線で体験できるので、剣がこちらにビシバシ飛んできて怖い!面白い!
太田選手に勝ったぜ!へっぴり越しで脇腹を執拗に小突くという、全く不細工な勝利でした昇天

 

 

ボッチャは、パラリンピックの種目にもなっているカーリングのようなゲーム。シンプルなルールで特別な運動能力も要らず、老若男女楽しめる。
 
私けっこう上手いらしいエヘン!会場スタッフのみなさん、ヨイショ上手で気持ちよく体験できましたデレデレ
やってみて楽しかったので、ボッチャの試合を見る機会があったら、ぜひ注目してみたい。
 
 
…などなど。書ききれないので、このへんで。
 
体験型展示なので2人だとより楽しそうだと思い、うちの人を誘っていきましたが、ひとりでも子供でも大人でも楽しめて、全部無料でいいの?という盛りだくさんの会場でしたクローバーもいもい
 

 

センス・オブ・ワンダー (単行本) [ レイチェル・カーソン ]

子どもたちの生を祝福する心優しい妖精に、なにか願いごとができるとするなら、私は世界中のすべての子どもたちに、一生消えないほどたしかな「センス・オブ・ワンダー(驚きと不思議に開かれた感受性)」を授けてほしいと思います。それは、やがて人生に退屈し、幻滅していくこと、人工物ばかりに不毛に執着していくこと、あるいは、自分の力が本当に湧き出してくる場所から、人を遠ざけてしまうすべての物事に対して、強力な解毒剤となってくれるはずです(レイチェル・カーソン)

 

人間×自然×技術=未来

会期:2024/6/19/水~9/23/月​
会場:SusHi Tech Square内1階Space
料金:無料

 


本展では「人間×自然×技術=?」という、わたしたちの未来にとって大切な、だけど難しい問題に焦点を当て、クリエイターの発想とテクノロジーで、人間と自然が多様に関わり合う“新しい没入体験”を提供します。
「人間×植物×AR=?」「人間×動物×AI=?」「人間×鳥×VR=?」「人間×昆虫×ドローン=?」「わたし×自然×技術=?」…といった東京の多様な自然の未来から、わたしたちの暮らしをより豊かにするヒントが見つかる展覧会です。
SusHi Tech Squareでは、これまで2023年8月~11月に「身体」をテーマにした第1期「わたしのからだは心になる?」展、2023年12月~24年3月に「都市」をテーマにした第2期「都市にひそむミエナイモノ展」を開催し好評を博しました。「自然と環境」をテーマにした第3期は、ウェルビーイング(こころ、からだ、つながりの豊かさ)をコンセプトに、より「体験」していただける展示を展開します。
本展示は、インタラクティブなメディアアートや体験型の展示を通して、未来の東京についてみんなで考えるきっかけをつくることを目的としています。SusHi Tech Tokyo 2024の展示も一部登場します。また、週末には作品に関連したワークショップやイベントを多数開催し、来場者に主体的な想像や思考を促します。こどもから大人まで、未来の東京の気持ちになって考えて楽しめる体験型ミュージアムです。