週に何回洗濯する?

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今日は衣類乾燥機の日だそうです。
乾燥機から出したての、ほわほわにあったかい洗濯物って気持ちいいですよね☺️
 
洗濯を干すのもわりと嫌いじゃないです。
風通し良く且つ取り込みやすいように並びを考えて、いい感じに完成するとささやかな達成感!
洗濯物を畳むのはめんどくさいけど😇
 
 
というわけで、今日は洗濯物干しの絵画を集めてみました。
 
ベルト・モリゾ《洗濯物干し》1875
ベルト・モリゾ《洗濯物干し》1875
 
たくさんの洗濯物が吊るされた、共同の物干し場。
晴れた日に洗濯物が並ぶ光景はいいなあ。
洗濯機など無い当時は、とても大変だったろうけど…

 

 

 

カール・ドルンベルガー《洗濯物がある冬景色》1922
カール・ドルンベルガー《洗濯物がある冬景色》1922
 
こんな大雪の冬だって洗濯物はあるしね!🥶
ノルウェー自然主義の画家。
 
 
 
めっちゃ真剣。

エリン・ダニエルソン=ガンボージ《天気のいい日》1900

エリン・ダニエルソン=ガンボージ《天気のいい日》1900

 

フィンランド写実主義の画家。
同国の女性画家として、美術の専門教育を受けた最初の世代のひとり。
 
 
 

こちらは楽しげにお喋り。

アルフレート・ヴィリバルト・ロイター《洗濯物干し場にて》1899
アルフレート・ヴィリバルト・ロイター《洗濯物干し場にて》1899
 
👵「お宅は柔軟剤何使ってるの?」
👩「うちはレノアハピネス夢ふわタッチ❤️」
 
古くから女性の仕事とされてきたお洗濯。
定期的に訪れる洗濯場は、彼女たちのコミュニケーションの場にもなっていたよう。
 
重労働の中で、お喋りは束の間の楽しみだったかもしれないですね。
 
 
 
洗濯といえば、ドガもよく洗濯女を描いていますね。
エドガー・ドガ《アイロンをかける女》c.1876-1887
エドガー・ドガ《アイロンをかける女》c.1876-1887
 
洗濯物が干された窓際、透けてくる光がきれい。
洗濯婦は低賃金で過酷な労働だったが、地位の低い女性が就ける数少ない仕事のひとつであった。
 
 
 
ポンペイのフレスコ画にも、洗濯物を干す労働者たち。

ポンペイのフレスコ画、洗濯物を干す労働者たち。

Fullonica of Veranius Hypsaeus, Pompeii 

 

古代から既にあったクリーニング屋さん。歴史の長いお仕事ですね!

石鹸が無い当時は、人畜の尿を洗剤として利用することも叫び

発酵した尿から発生するアンモニアが脂汚れを分解するから…って無理!!

 

 

 

 
カイユボットも洗濯場面をいくつか描いている。
ギュスターヴ・カイユボット《干した洗濯物》1892
ギュスターヴ・カイユボット《干した洗濯物》1892
 
ずらりと一列に並んだ洗濯物が風に吹かれて、清々しい光景。
川岸に見えるのは洗濯船かな?
 
 

ヨハン・ヨンキント《パリ、ポンヌフ近郊の洗濯船》1850
ヨハン・ヨンキント《パリ、ポンヌフ近郊の洗濯船》1850
 
衛生改善のため、15世紀末頃より登場したパリの洗濯船。
船の一画を有料で借りて洗濯をする。セルフのコインランドリー的な感じですね。
 
それまで、汚染した土手などでも洗濯していた市民に、より衛生的で雨風をしのげる洗濯場として好評を得た。
人口増加と共に洗濯船も増え、全盛期を迎えた19世紀末には、干し場を備えた二階建ての船なども登場した。

 

 

 

 

ウィリアム・メリット・チェイス《洗濯の日➖ブルックリンの裏庭の思い出》1886

ウィリアム・メリット・チェイス《洗濯の日➖ブルックリンの裏庭の思い出》1886

 

洗濯物が地面にも散らばってる😆

昔は、草むらや木の上にも干したりしたようですね。

 
 
 
フェリックス・ヴァロットン《エトルタの洗濯女(ビーチで洗濯物を干す女たち)》1899
フェリックス・ヴァロットン《エトルタの洗濯女(ビーチで洗濯物を干す女たち)》1899
 
エトルタの浜辺で洗濯物を干す女性たち。
川だけでなく、海でもお洗濯していたんですね。
 
 
 

ピーテル・デ・ホーホ《漂白場の女と子》c.1657-1659

ピーテル・デ・ホーホ《漂白場の女と子》c.1657-1659

 

こちらは漂白名人オランダの漂白場。

漂白のため、地面に並べて天日干しする。

 

風呂の習慣が廃れていた当時、白いリネンを身につけることが清潔であり、ステータスにもなった。

 

様々な分野で繁栄したオランダ黄金時代、そのリネンも優れた漂白技術で最高級とされ、漂白場は17世紀オランダ絵画の人気モチーフのひとつにもなった。

 

 

 
 

モーリス・ドニ《Drying the Linen, or Moonrise at the Priory》1894

モーリス・ドニ《Drying the Linen, or Moonrise at the Priory》1894

 

月が出てる。え、夜に干すの?湿っぽくならない?

と思ったら当時、月の光で漂白するという慣習もあったようクリーブランド美術館

 

 
 

 

…などなど。
人の暮らしに欠かせない洗濯は、歴史も絵画も様々あって奥深いですね!
 
 
 
明日はお洗濯日和かな?
くれぐれも風に飛ばされませんように台風もいもい
 
鈴木春信 《夕立》 明和2年(1765)