こんにちは、もいもいです( ゚∀゚)ノ
今日のハッピーは、本日も我が家のうっさんが元気で愛くるしいことです
鼻かじられたけど天使(*´ii`)※甘噛みです
タータン展@三鷹市美術ギャラリーの覚え書き、後編です。
色々あるタータンの種類についてメモします。展示は2/17まで。
前編はこちら
タータン 受難の歴史:タータン展@三鷹市美術ギャラリーの覚書①
色と線を規則的に並べてデザインされるタータン。
その繰り返されるパターンの1単位を「セット(sett)」という。
このセットの色調や比率を変えることで、基本形からバリエーションも作られる。
こうしてできたデザインは、世界中のタータンを管理している「タータン登記所」に登録することで正式に「タータン」と認められる。
会場には、タータン・デザイナーがデザインを仕上げていく様子を紹介した映像もあって、面白かった。
ひとつひとつの色に象徴的な意味が込められていて、その割合を変えたりしながら組み立てていく。
プロがやってみせるといとも簡単に見えるけど、いざ自分でやるとバランスを取るのは難しそう!
でも自分のオリジナルタータンなんてあったらいいな😊
Credit:Wikimedia Commons
タータンにはいくつかの種類がある。
氏族や地域を表すもの、王室や軍隊用、企業用など、その歴史や用途も様々。
マッキントッシュ氏族(Clan Mackintosh)
クラン・タータンは、スコットランドの由緒ある氏族(クラン)とその家族が身に着けるタータン。
クラン(clan)とはスコットランドの地域的封建制度をリードしてきた家柄のこと。
クラン独自のデザインを身に着けて、その血族と、地域社会をひとつに結びつけてきた。
日本でいう家紋のようなもの。
デヴィッドソン氏族(Clan Davidson)
ちなみにクラン名には、McDonaldのようなゲール語で「息子」「子孫」を意味する【Mac-/Mc-】が付くものや、Andersonのような同じく息子を意味する【-son】が付く名前が多いのも特徴的。
ロイヤル・ステュワート
ロイヤル・タータンは、王室用のタータン。
最も有名なロイヤル・タータンのひとつに、19世紀に登場したロイヤル・ステュワートがある。
もとはスコットランド王ステュワート氏族の、のちにエリザベス二世個人のタータンとされ、今では王室からパンク・ファッションまで最も多く使われているタータン。
バルモラン・タータン
こちらは現在、英国王室のみが使用できるタータン。1853年デザイン。
女王専属のバグパイプ奏者もこのタータンを着用している。
カローデン
ディストリクト・タータンは、地域に関するもので、タータンの中でも最古のもの。
地域に由来するものや、地域名が付いたものなど。
メイプル・リーフ
こちらはカナダのタータン。
カナダやアメリカなど、スコットランド移民が住む地域でも多くのタータンが作られた。
ブラック・ウォッチ
ミリタリー・タータンは、軍隊用のタータン。
その起源にもなり、最も知られるのが、ブラック・ウォッチ。
私の某母校もこんな感じのタータンだったような…と検索したら制服変わってた!(゚д゚)
バーバリー・タータン
コーポレート・タータンは、企業・組織用のタータン。
企業の制服やシンボル、販促などに使われる。
2012年から使用されている2代目伊勢丹タータン「マクミラン/イセタン」
バーバリーや伊勢丹など馴染みのものをはじめ、ブルドッグ・ソースなど意外な企業もオリジナルタータンを登録していたりする。
しかも、使用している色はスパイスや野菜など、ちゃんと自社ソースにちなんだイメージを用いていて面白かった→画像貼れないのでリンクです。
ついでに、仕事を選ばないキティさん、公式タータンも登録済みでした
…などなどでした。
身近なデザインの意外なことが色々知れて、見れて、楽しかったです。
帰り道、道行く人や街角にタータンを見かけるたび、おっとなりました
ではでは~もいもい
おまけ
スコティッシュな音楽をもひとつ。
グラスゴーを拠点にするPipes&Drumsバンド
Albannachのパフォーマンスです。
ちなみに、彼らが着ているタータンは
“Albannach Tartan”として
公式に登録されたオリジナルデザイン
※タータンの画像はすべてWikimedia Commonsより引用