母は勝ち気で、感情の起伏が激しい性格でした。


でもとても社交的で朗らかで、ご近所付き合いも盛んにしていました。

優しい時も楽しい時もたくさんありました。

明るく可愛く、優しくて料理上手で人気者の母のことが大好きでした。


2年生の時、午後に家に男の子が1人で来ました。

よくうちに遊びに来ていた母の友達の息子で、

当時5年生だったと思います。

その日初めて1人で家に来ました。

その日はお母さんが迎えに来るまで家にいる、とのことでした。


いつも遊んでくれるお兄ちゃんが来て、

私はとても嬉しかったのに母は私に


「ちょっと〇〇君とお話があるからこっちで居て」


と言い、男の子と二人で隣の部屋へ行きました。

母はいつもは閉めない襖を閉めました。


仲間はずれにされてつまらなかったので、

聞き耳を立てていると

本当にたわいのない世間話をしています。


早く遊びたい私は襖を少し開けて

「ねえーまだー?」

と中を覗きました。


するとそこにはブラジャー姿の母がドレッサーの前にいました。


「えっなにしてるの!」と驚く私

「あらー昔から知ってる子だからいいのよー」と母

「だって男の子だよ!」という私

「いいじゃない、ちょうど着替えながら話してただけよ、ねえー?」と母


〇〇君は部屋の隅に置かれたドレッサーの椅子に座って下を向いていました。

居心地悪そうに「うん…」と言いました。


明らかにいつもと違う母の姿に

えーなんでーなんでーと騒ぐ私。


「もう着替え終わったから向こういきましょ」と母は襖を開けました。

そして何事もなかったように母の友達が合流し、世間話をして帰っていきました。


その日はお兄ちゃんとは遊びませんでした。