千葉県酒々井町の町名の由来には二つの説があります。

この地域は豊富な涌水で知られており、「出水」(しゅっすい/Syussui)と呼ばれていましたが、豊かという意味を込める「酒」(しゅ/Shu)は音が同じであることから「酒酒井」、「酒々井」と付けられたと言われています。また、伝説によれば、孝行息子が井戸から本物の酒を発見したことが地名の由来とされています。現在、地域の有志によって整備された酒の井の碑は円福院神宮寺の境内にあり、物静かな憩いの場となっています。

こういう酒々井の町には当然酒蔵が多く存在していたはずですが、現存しているのが、代表的な千葉酒の一つである甲子(きのえね/Kinoene)ブランドで有名な飯沼本家だけです。

飯沼本家は農業と林業から起源し、元禄年間(1688〜1704)に神社仏閣への奉納用酒造りの許可を得て、日本酒造りを開始しました。

そして、15代目になった当主は酒造りに注力する傍ら、内外の観光客向けレジャースポットを目指すべく、四季折々の地元料理を提供する古民家レストランや、ブルーベリー狩り、田植え・稲刈りなどの体験型イベントも展開しています。特に敷地内に併設する「きのえね SAKE CAMP」は、車で訪れる日本酒愛好家にもゆっくりときのえねを楽しめる宿泊施設として、静かな話題を集めています。

 

【中国語】

千葉縣酒々井町(郷鎮)的地名由來有兩種說法。

這個地區以豐富的泉水而聞名,始稱“出水”(しゅっすい/Syussui)。但由於與有富裕・豐饒意思的“酒”(しゅ/Shu)發音相同,就被逐漸寫成了“酒酒井”、“酒々井”。

另外,根據傳說,地名的由來是因為一位孝子在井中發現了真正的酒。如今,由當地的志願者修建的酒之井碑立於円福院神宮寺院內,成為一個安静的休憩場所。

在這樣的酒酒井町中,當然過去會有許多酒藏存在,但現在僅存以甲子(きのえね/Kinoene)品牌聞名的飯沼本家了。飯沼本家以農業和林業起家,於元禄年間(1688〜1704)獲得了向神社佛寺供奉神酒的許可,開始釀造日本酒。

現在,第15代當主除了致力於釀造日本酒外,還致力於開發面向內外遊客的休閒景點,如提供當地四季美食的古民宅餐廳,藍莓採摘,田間勞動體驗等活動。尤其是位於住宅區內的“KINOENE SAKE CAMP”,作為自駕遊日本酒愛好者的住宿設施,悄然吸引了人們的關注。

 

 

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・飯沼本家

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