とんちんけんの不思議なお客になりたくて
先日 那覇の中心地から浦添の住宅街に引っ越した。
那覇の家は市内のど真ん中にあったため
酔っ払いの奇声、タクシーのクラクション、パトカーのサイレンが鳴り響き
それらが重なり合う朝の2時頃にいつも目を覚ましていた。
日中はエンドレスな渋滞 月一のペースで軒先で接触事故。
マンハッタンに負けないくらいに混沌としていた。
新しい住処は夜どころか日中すら静寂に包まれている。
近くにスーパーもなければコンビニもなく あるのは浦添図書館と「てだこそば」。
夜の主役は月明りと昭和的薄暗い自動販売機
100円玉をにぎりしめる尾崎の世界
まるで「しあわせの村」の住民のようだ
NYマンハッタンから神戸しあわせの村
あまりにもギャップがすごすぎる
外モ負ケズ部屋の静けさも半端ではない
夜中3時に起きることはなくなったものの
静寂との闘い
そしてときどき忍び寄るビックなゴッキーとの闘い
(だから料理はしないようにしている)
ただ当面は不動産王の部屋という名の荷物置き場103号室に
住むことになっているのでまだ助かっている
なぜなら テレビがあるから。
なぜなら ルンバがあるから。
10年ぶりに 毎晩 僕はテレビっ子になっている
ありがとうテレビくん
10年ぶりに毎朝 パタパタ ルンバが僕を見送ってくれる
ありがとうルンバくん
でも そろそろ めぞん一刻内の302号室に引っ越さなあかんのよね
さようならテレビくん
さようならルンバくん
こんばんわ まだ見ぬ赤ちょうちん
まっててね