NEW078②
いらいらする
ゆらゆらじゃない
いらいらする
世の中を台風のように
通り過ぎたい
いらいらする
たらたらじゃない
いらいらする
買い物のレジに五十人くらい
並んて”いるくらいにいらいらする
こんなにイライラするのなら
世の中に存在していないくらいに
世の中を傷つけないように
何処かに隠れていたい
ゆらゆらする
いらいらじゃない
スーパーに人っ子一人いない
通路をゆらゆらする
たらたらする
いらいらじゃない
時計の秒針を二時間見つめるくらいに
部屋て”たらたらする
思い通りになろうがならまいが
ゆらゆらしたい
たらたらしたい
キンモクセイの香りのように
世のなかに存在していることを
そっと証明したい
ギラギラはいつしか
グラグラしていて
折れそうになる
いらいら
ゆらゆら
たらたら
ぎらぎら
ぐらぐら
そんな音たちを口ずさみながら
僕はふらふら
中央郵便局を越えて
栄町をさまよった。
続く