天使の笑顔
入れ代わりの激しい子役業界
去年あんなに見たあの子も
もう最近あんまり見ない
早い時期から大人の本質を見せつけられる子どもは
幸せなのか不幸なのか
何事にも疲れている現代人は
小さくて無垢なものをかわいがりたいという本能を
子役の、あの営業スマイルで埋める
ポーアイに最近サーカスが来ている
むかーしに、タダ券をもらってサーカスを観に行ったことがある
薄暗い三角のテントの中で
アクロバティックな技を見せてくれる
小さな子供と動物たち
個人的にサーカスを見るのは苦手
ああ、この子達自分と同じ位だけど
練習厳しいんだろうな とか
ご飯お腹いっぱい食べれてるかな とか
学校行けてるのかな とか
ムチとか使われるのかな とか
完全にどっかの本で読んだ架空の妄想だけど
そんな勝手な心配が頭から離れなくて
自分の想像の物語だけでショーが終わってしまう
私、タダ券だけど
あのタダ券どれくらい広まってるんかな
このお客さんみんなタダ券の人たちやったらどうしよう
大丈夫なんかな
とか思うと、楽しめない
完全に大きなお世話だけど
つづく