アトリエ・ポレポレのブログ -105ページ目

自分の色とイメージ:2017年7月22日

7月22日のポレポレの様子をお伝えします。

 

 

暑い日でしたが、新たに見学の方も来られるなど、

常に人であふれていたこの日のポレポレでした。

 

 

これはポレポレにある画材のパステルですが、

この日のテーマとも少し関係があります。

 

正解は・・・・・・



「青ってなにいろ?」

メンバーの作品を見てみましょう。




美名子さんは墨と赤いアクリル絵の具を混ぜて、
ワイン色の下地を塗り始めました。

 

この日のテーマも影響したのだと思いますが、

下地を塗る中でイメージが湧いたようで、
「海を描く!」と言っていました。



下地を塗り終えた後は、砂をパレットに入れ始めました。
金の絵の具に混ぜるようです。



ペインティングナイフを使って、木を描き始めました。
砂が入っているため、ゴリゴリという音がしました。



横から撮ると、絵の具の盛り上がりがわかりますね。



写真が切れてしまい申し訳ありませんが、
この日は最終的にこのようになりました。

 

最初は「これが海になるの?」と思っていたのですが、
少しずつイメージが形になっていくのが不思議ですね。

 

 

 

 

いつもは裕士くんの隣に誰かが座ることが少ないのですが、

今日はメンバーが大勢いたため、
裕士くんと麻子さんが並んで描いていました。



裕士くんが真っ先に青でイメージしたのは、
富士山だったようです。
ピカピカの太陽も健在ですね。



その後は、青色からイメージしたのか、

「ジーンズを描いているんだよ!」と言っていましたが。
下絵にはどことなく常夏の景色が見られました。

 



マウイ島の風景を描いたそうです。
手前の人は、熱中症で倒れているところとのこと。

ピカピカの砂浜の色を見ていると余計に暑さを感じます。


マウイ島ではなくても、酷暑が続いている時は
熱中症には気を付けないといけないと
この絵は教えてくれていますね。





麻子さんは暑さに負けず、
美空ひばりさんの「真赤な太陽」を熱唱していました。



こちらはラピスラズリやターコイズなどの

青い宝石を描いたとのこと。



その次には、ブルーハワイのゼリーやソーダなど、
夏のスイーツを描いたそうです。
美空ひばりさんの情熱的な歌とは対照的な
クールな作品を描いてくれました。

 





周平くんはテーマを聞くと、

真っ先に青の色鉛筆を手にしていました。





青い魚や鳥が次々と登場!



こちらは「○○先生の保育着」とのこと。
周平くんの口から、「保育着」なんて

普段使わない言葉が出てきたことに驚かされました。



これは「由比ヶ浜で泳いでいるところ」とのことです。

理由は教えてくれませんでしたが、

なぜ由比ヶ浜なんだろう・・・・・・?

そして、なぜこのシャツなんだろう・・・・・・?

 

 




サイモンさんに見守られながら描いているのは、

久し振りの濱田さん。



水彩色鉛筆を使って描いていたのは、南の島でした。
画材が違うだけあって、裕士くんの島とは雰囲気が違いますね。
見ていると涼しさを感じてきました。

 



 

テーマを聞いて、「今日は太一のためのテーマじゃない!」と

お母さんが思わずこぼしたぐらい、

青といえば最近の太一くんの象徴的な色になっています。



果たしてテーマを意識したのかはわかりませんが、
この日も蜜蠟は青が中心でした。



外側に飛び出た青を見てください!

勢いよく絵の具を塗り進めた様子が伝わってきます。

その後はへらを使って削っていました。



 

この絵はどちらも「海」とのことです。

外から見た海か、海の中から見た景色か・・・・・・。
同じ青でも、色の重なりや濃淡の違いがあって、

ひとつひとつ違う作品になっていますね。

 

太一くんはペンで書くときに、

かかわりのある人の名前を取り入れることがあります。

 

最近よく来てくれるボランティアさんのことを気にかけたのか、

自分の名前の横に、勝手に名字を変えて、

「村山朝子さん」と書いていました。



その後にどんどんペンで書き足していったため、

「村山朝子さん」の名前は見えなくなっていきました。

 

ペンで書いた文字などが集まって、

私にはマンボウのように見えてきました。



ペンの後は、青の蜜蠟で勢いよく塗りましたが、

マンボウが海の中を泳いでいるようにますます見えてきました。



蜜蠟の後には絵の具を塗るのですが、
今回は少し塗り方を変え、筆で模様をつけることにしたようです。



最終的にはこのような作品になりました。
タイトルは「加茂水族館」。

ペンの時点でこのような形になるとは想像もできませんでした。

少し技法を変えて、新たな一面を見せてくれましたね。

 

加茂水族館はクラゲの展示種類数が世界一の水族館で、

太一くんは実際に行ったことがあり、

ポレポレでも以前加茂水族館の絵を描いたことがありました。


この日の朝、ちょうどテレビで加茂水族館が
特集されているのを見て、
再び描いてみようと思ったそうです。

 


この日、サイモンさんのような衣装で来たボランティアの朝子さんは、
太一くんの絵を布にした服をぜひ着てみたいとうれしそうでした。




この日に太一くんが使ったパレットは最終的にこのようになりました。

このパレットも太一くんの作品の一部ですね。

 





裕也くんは前回作品を仕上げたということもあり、
「初めての挑戦をする!」と意気込んでいました。

画面を2分割するそうです。



萌さんが裕也くんのために、
液体粘土を入れてくれたため、力をもらえたようです。



これはまだ途中ですが、
このような形で次から少しずつ塗り進めていきます。



バンドも忙しい裕也くんは、

今度ポレポレの日に練習が重なってしまうけどどうしよう・・・・・・と

萌さんに相談していました。

相談した中で、終わってから来るということにしたそうです。




萌さんはこの日もあじさいシリーズでした。
カラフルな作品を描く一方で・・・・・・



テーマを意識したような作品も見られました。






力くんはいつもに比べると
人物をたくさん画面に登場させていました。



これからヒマラヤに登ろうとしている人たちとのこと。
一番右の方は現地の方とのことです。

 

裕士くんも山をイメージした作品を描いていましたが、
青でこういう作品が出てくるということに驚かされました。





麻央ちゃんは暑さにも負けず来てくれました。
青が登場するかと思っていたのですが、

麻央ちゃんの画面には燃えるような炎が・・・・・・。





でも、この日の麻央ちゃんにとって、

青とはこういう色に映ったのかもしれませんね。

自分の色とイメージを大切にしてもらえたらと思います。

 

 




ゆうまくんは前回の続きでした。

こちらも明るい色がいっぱいです。




この日はもう少しで完成のところまで行きました。

完成が楽しみですね。

 





こちらは久々に来られた方の作品です。
「うるさい〜!」と言いながらも、笑顔で描いていました。
また来てくれたらうれしいです。





この日は大勢の方がいらっしゃったこともあり、
お茶の時間も活気がありました。



前回来られた慶應義塾大学文学部岡原研究会の2人が

この日も来られて、サイモンさんからお話を聞いていました。
卒業研究で展覧会の実施を行う予定とのこと。
ポレポレでの経験が生かされるといいな・・・・・・と思います。




こちらはサイモンさんが「おもしろい!」と言っていた、

岡原研の方の作品です。

 



向かい合って描いていた周平くんがこんな作品を描いていました。

関係ないようで、実は意識しているんですね。




さて、8月のポレポレは12日と26日です。
ポレポレに関心がある方なら、
体験や見学、ボランティアなど歓迎しますので、
お問い合わせくださいね。

8月のポレポレの日程について

8月のポレポレの日程についてお知らせします。

 

 

例年は第2週目が会場のお盆休みと重なることが多いため、

8月のポレポレは1回になることが多いのですが、

今年は休館日と重なりませんでした。

 

メンバーのみなさんからの要望も多かったことから、

8月は通常通り第2・4土曜日の開催になります。

 

8月12日・26日に開催しますので、よろしくお願いします。

自分を出せる場所:2017年7月8日

7月8日のポレポレの様子をお伝えします。

 

メンバーは少なめだったのですが、

慶應義塾大学文学部岡原正幸研究会の学生お二人と、

幼児教育を専攻されている学生の方が見学に来られました。

メンバーも積極的に話し掛け、喜んでいた様子でした。

 

さて、この日のテーマは・・・・・・


 

「あっ、おどろいた!」

 

メンバーの作品を見ると、

思わずこんな言葉がこぼれてしまうかもしれませんね。

 

 

 

 

私が事務作業を行っている間に、気が付くと

私の前のテーブルではこんなものができていました。

 

 

裕士くんが絵の具の箱に下絵を描いていたようです。

 

 

カブトガニのようですが、金ピカの背景に

「あっ、おどろいた!」

カブトガニが浮かび上がっていますね。

 

 

その後には、裕士くんお得意の構図で、

たくさん生き物を並べていました。

 

 

左の下のほうにいるのは「ザリガニ?」と尋ねると、

「ロブスターに驚いたんだよ〜!!」と教えてくれました。

 

 

 

 

見学の方に自己紹介をした後は、

いつものように歌いながら描いていた麻子さん。

 

 

カッパが登場!

水の中から出てきたのか、水しぶきがすごいですね。

 

 

こちらは自画像のようです。

鏡で寝ぐせになっているのを見て、「あっ、おどろいた!」

 

 

 

 

麻子さんの隣では、

後半のほうに来た大河原くんが描いていました。

 

 

前日が七夕ということで、天の河を描いたようです。

こんな星空が見えたら、「あっ、おどろいた!」

 

 

こちらは航海中の様子でしょうか?

航海中にずっと海の世界が続いている時に、

陸地が見えた時の感動は相当なものでしょうね。

 

 

 

 

ゆうまくんは前回の続きをまず仕上げていました。

 

 

こちらは「おどる」がテーマの時の作品。

インドの動物のお祭りの様子です。

 

 

こちらは前回の「上下」がテーマの時の作品。

鮮やかな色彩の作品に、「あっ、おどろいた!」

 

 

 

 

画用紙の縁に青い粉がたまっているようですが・・・・・・。

 

 

太一くんが勢いよく蜜蠟で描いた結果でした。

この日は「青の時代」到来といった感じで、

蜜蠟を塗るときは青が中心でした。

 



この日は絵の具も青が中心でした。
太一くんのお母さんによると、先日石垣島の陶器を見たそうで、
それが影響したかもしれないとのことでした。

調べてみると、ガラスと陶器を融合させて、

沖縄の海の色を表現する「石垣焼」を

制作されている方がいました。


 

みなさんも「石垣焼」で検索して調べてみてください。

太一くんの作品とつながっていることがわかります。

 

石垣島のエメラルドグリーンの海にも見えませんか?

 

太一くんの作品は、太一くんの経験したもの、
記憶が詰まっているんだなと改めて感じました。

 





美名子さんは下地を塗った後、
何かイメージが湧いてきたようです。



木と聞いていたのですが、刷毛に墨をたっぷりとつけると、
ポンポンと紙の上に墨を飛び散らせ始めました。



それが終わったかと思うと、
「たのし〜い!」と言いながら、
白のパステルの粉を削ってかけ始めました。



できあがったのは、「秋の木」とのこと。



秋の木の後は、「夏の木」を描きました。



そしてこれが「春の木」とのことでした。

 



どんどんとイメージを膨らませていく美名子さんに、

「あっ、おどろいた!!」

 

 

 

 

美名子さんが「コードブルー楽しみ!」と

山下智久さんの話を始めると、

美名子さんの後ろで座っている萌さんも

自然と話題に加わってきました。

 

 

最初はアジサイを描いていたのですが、

アジサイの後に登場したのは、アサガオでした。

 

 


 

力くんは前回の続きの作品を描き終えました。

「上下」というテーマでしたが、

2段ベッドを描いたようですね。

はしごは定規を使って慎重に描いていました。

 

 

 

 

これまで色鉛筆で描いていましたが、

この日はクレヨンを選んで描いていました。

学校を描いた絵とのこと。

 

やわらかいクレヨンを使っていたので、

画面全体に絵が広がってきて、

見ている私も「あっ、おどろいた!!」

今後どんなふうになっていくのが楽しみですね!

 

 

 

 

この日ですが、ショックを受けたという意味で、

「あっ、おどろいた!」という経験のあった方が何人かいて、

私やアレンさんに対して、

自分の気持ちを素直に吐き出していました。

 

当然ですが、自分の思うように行かないことはたくさんあるでしょう。

でも、それを溜め込まずに、

素直に気持ちを吐き出せる場があることは

すごく大事なことかなと思います。

 

ポレポレにいると、自分の思いを作品の中で吐き出したり、

作品という形ではなくても、作品を描いている過程の中で

言葉なり、態度なりで出している光景に立ち会うことがあります。

 

できあがった作品を見て、きっとすっきりしたのかな・・・という様子が

伝わってくる方もいます。

仮にそれまで怒っていたとしても、

帰るときの表情がちょこっとでも和らいでいるのがわかると、

大丈夫だろうな・・・・・・と感じます。

 

 

自分の出し方は人それぞれですが、

とにかくポレポレは自分を出せる場所であるといいなと思います。

 

そして、ポレポレで気分を発散させて、

穏やかな気分で日常生活のほうに戻っていただけたらうれしいです。

 

 

 



黄緑つながりで、最後にこちらの作品を紹介しましょう。

 

何度も塗り直しをして、
裕也くんはようやく納得の行く作品ができたようです。

 

サイモンさんとも、萌さんとも、自分とも対話をしながら、

これまで費やした制作期間は3ヶ月!!

その姿勢に、「あっ、おどろいた!!」

 

いつか裕也くんがこれまで描いてきた作品を

一同に並べてみたいですね!

岡原研究会のみなさんにも協力してもらえるといいな・・・・・・。