過去があるから今がある:2023年2月11日 | アトリエ・ポレポレのブログ

過去があるから今がある:2023年2月11日

2月11日のポレポレの様子をお伝えします。

 

 

前日は東京でも雪が降ったため、

こちらの作品のように、雪の上を滑って

ズボンのお尻の部分が

濡れてしまったという方もいたでしょうか?

 

 

路面凍結が心配されましたが、

翌日はすっかり晴れて、

支障無く開催することができました。

 

体験の方も来られ、

楽しんで参加されていたのでよかったです。

メンバーのみなさんも気遣って

声を掛ける様子が見られました。

 

そんなこの日のテーマは……。

 

 

「むかしといま」

 

前回は「ふるい」というテーマでしたが、

過去に目を向けるテーマが続いています。

メンバーの作品を見てみましょう。

 

 

 

テーマを聞くと

生き物を描き始めた裕士さん。

 

 

画面を4分割して次々と描いていました。

 

 

恐竜やマンモス、アンモナイトなど、

太古の生き物の姿を描いていました。

 

 

終わった後に描かれたものは

どこかで見覚えがある気が……。

 

 

こちらの電話機は

現存するものもありますが、

若年層の方だと使ったことが

ない方もいるかもしれませんね。

 

 

 

 

上の裕士さんの絵と一緒に、

こちらの作品を並べると、

過去があるから今の電話があるという

変遷がよくわかるかもしれません。

 

 

描いたのは麻子さんでした。

こちらでは

電車を描いているようですが……。

 

 

昔の路面電車と

今の中央線を対比させたそうです。

 

昨年に鉄道開業150年を

迎えたことを教えてもらいました。

 

 

こちらはテレビの「むかしといま」です。

 

手回しチャンネルの

ブラウン管テレビの絵ですが、

人によっては電子レンジと

勘違いする方もいるかもしれませんね。

 

 

 

 

久しぶりに太郎さんが

来られてうれしかったです。

 

 

海の話をされながら描いていましたが、

太郎さんの緑シリーズは健在でした。

 

 

あっという間に

こちらの作品を描き終わると、

早めに帰られていましたが、

太郎さんの筆の動きは

その場に残っていました。

 

 

 

 

美名子さんは配水管の絵の続きです。

パステルの粉を振りかけて、

さびを表現していました。

 

 

粉を振りかけるだけでなく、

直接パステルで塗って

さびを表現する場面も見られました。

 

 

最終的にはこのような形で完成しました。

細部の色の変化にも

注目してみてくださいね。

 

 

終わった後には

普段よりも小さいサイズの紙を選ぶと

前日雪が降ったときに見た

近所の公園の光景を描いたそうです。

 

 

 

 

美名子さんの後ろのテーブルでは、

いつものやりとりが

繰り広げられていました。

 

裕也さんはハンドサッカーの後だったので、

疲れもあったそうですが、

ポレポレに駆け付けてくれました。

 

 

萌さんは以前からの

ドラマのキャラクターの絵を

完成させていました。

 

こちらも他の絵との

コラボレーションを考えているそうです。

 

 

 

 

裕也さんの前のほうでは、

一緒にハンドサッカーをやっている

芳賀さんが描いていました。

 

 

昨年からの続きですが、

裕也さんが通っている施設の

お祭りに行ったときの

思い出を描いたそうです。

 

それぞれが楽しんでいる様子が

伝わってきて、

当時を振り返るという点では、

テーマと重なった作品になっていました。

 

 

 

 

この日は、地下の階段を降りると、

このような看板が立っていました。

 

昨年もそうだったのですが、

ポレポレの隣の部屋では、

私が学生時代にお世話になった

佐藤洋一先生の

早稲田大学社会科学部

空間映像研究ゼミナールの

研究発表展「境目を縫う」が

開催されていました。


写真や映像を活用しているという
共通点はありますが、
学生のみなさんの多様な研究成果が
発表されていました。



この日のテーマとも関係しますが、
学生時代に卒業制作として
ポレポレの映像制作と作品展を行った頃、
このように隣同士で活動できる日があるとは
思ってもいませんでした。

3331で活動を続けてきたからこそ
実現したことでもあり、
過去があるから今があると
改めて感じた出来事でした。

ありがとうございました。