8月9日 | アトリエ・ポレポレのブログ

8月9日

8月9日のポレポレの様子をお伝えします。

先日お知らせしたように、
この日は「東京クラッソ!」の放映日で、
3分ぐらいポレポレの様子も流れました。

番組を見てから来たというメンバーもいましたが、
サイモンさんの過激なトークは割愛されたようです。


さて、この日のテーマは・・・・・・



「ひかる」

次回がお休みということもあるのか、
いつもより早くメンバーがやって来て、
にぎやかなポレポレでした。

メンバーの作品を見てみましょう。



裕士くんは「ひかる」ということで、
金色や銀色の絵の具をたくさん使用していました。



電球や、金の豚の貯金箱、指輪・・・・・・。
夏らしく、ホタルもいますね!
他にはこんな絵も描いていました。



こちらも「ひかり」が集まっています。
太陽の光と同列にあるのが、「ウコンの力」!
パッケージを調べたら、確かに金色に光っていました。
裕士くんのゴシック体の文字は強烈なインパクトがありますね。

絵の中に新幹線がなぜ含まれているのかわかりますか?
私は東海道新幹線に乗るのでなじみがあるのですが、
「ひかり」号だとのことです。
テーマからいろんな方向に思考を巡らせていますね。





この日は裕士くんの隣で描いていた太さん。
お母さんたちが絵を見て微笑んでいますが・・・・・・



太さんは、油性マジックを使って輪郭線を入れることが多いです。
何を描いているのかな?



なんと、「光線銃」で射的をしているところだとのことです。
太さんの絵の中には時々銃が描かれることがありますが、
「光線銃」が出てくるとは思いも寄りませんでした。





太さんの前で描いていたのは、
「テレビ見ました~!」と言いながらやって来た大河原くん。
何やら丸いものが見えますが・・・・・・



太陽の光を浴びて、光輝くすいかでした。
(すいか割りの瞬間、光が飛び出たようにも見えませんか?)
それ以外には・・・・・・



海上で燦燦と光る太陽の姿が描かれていますね。
手前の魚たちも活気に満ちて、光り輝いて見えます。





芳賀くんの細密画は、彩色してようやく完成しました。
ハンドサッカーが忙しくて、しばらくお休みとのこと。
とにかく完成してよかったですね。

ポレポレでは、1日で何枚も描く人がいるかと思えば、
芳賀くんのように数ヶ月をかけて1枚を描く人もいます。


作風が共通しているから同じテーブルを選んだかは不明ですが、
芳賀くんの前に座り、細かい絵を描いている方がいました。



建物の名前まで細かく描かれています。地図でしょうか?
描いたのはこの方。



泉くんが久しぶりに顔を出してくれました。
部活が引退となり、今後は来られる回数が増えるとのこと。
最近、泉くんの年代の参加者が続々と増えています。
互いに刺激を受けてくれたらうれしいな・・・・・・。



サイモンさんと話をしながら描く泉くん。

サイモンさんは指導を行う「先生」ではありません。
見学者の方が来られると、「サイモン先生!」と呼び掛けてしまい、
「罰金よ!」と言われてしまうので、ご注意ください。

サイモンさん自身も共にポレポレの仲間であり、
メンバーのことを尊重したいという意識の現れだと思ってくださいね。





体験を経て、今回から正式に参加してくれることになりました。
この日だけでは完成しませんでしたが、
鉛筆やクレヨンを使って、力強く動物の姿を描いていました。
今後が楽しみですね!





晴子ちゃんも上の2人と同年代です。
描く際には、ヘルパーさんに絵の具を何種類か見せてもらい、
好きな色を本人が選びます。
筆を絵の具につけてもらっていますが、うれしそうですね。



手渡された筆を力強く動かしています。



帰り間際に、描いた絵をサイモンさんと振り返る晴子ちゃん。
満足そう・・・・・・かな?





力くんはこの日、俳優の田中要次さんを描くと言っていました。



窓が大きくて、採光性のある待合室ですね。
作品を成り立たせるためには、主役だけでなく、
脇役を演じる個性派俳優のきらりと光る演技も大切でしょう。





萌ちゃんは上の4人に比べると少しお姉さんで、
もう10年くらいポレポレに来ているはずです。
家族で北海道に旅行に行ったとのことで・・・・・・



北海道で見た、光り輝くひまわりや・・・・・・



あじさいを描いていました。
その後、お茶の時間になってもぎりぎりまで
描き続けていた絵がこちら。



「仲よくかぞく三人で出る」
ご家族の親密さがよく伝わってくる作品ではないでしょうか?
自分の思いが作品という形となって現れるのがおもしろいですね。
家族の中でも、萌ちゃんが中心で光っているようです。







さて、この日もいつもの2人が
互いに光るものを描き合っていました。
どちらが描いたでしょうか?



正解ですが・・・・・・



上の絵が卓也くんで・・・・・・



下の絵が周平くんでした。







卓也くんの顔が所々光っています。
スポットライトを浴びている場面もありますね。
確かに光の当たり方によって、
相手から見える顔の表情は変わってきます。







周平くんの描いた顔も光っています。
男性のほうは鼻水が光っていますが、
女性のほうはさすがに自粛したのかな?
それ以外に描いていたのは・・・・・・



花火のようです。これも誰かに刺激を受けたのかな?





どうやら重さんの絵に刺激を受けたようです。



重さんは忘年会以来久々に顔を出してくれました。
お知らせが届いたのを目にして、
この日に行こうと予定を立てたそうです。



色鮮やかな絵を描いているようですが・・・・・・



どうやらフルーツの籠盛りのようですね。
重さんは色彩豊かな絵も描く一方で、
実は黄土色が大好きです。





梨が大好きな重さん。
それぞれ幸水梨の木、ラフランスの木とのことです。

写実的に描くということを重視するならば、
実際の梨の実り方とは全く違うのかもしれません。

ただ、ポレポレでは自分の描きたいように自由に描けばよいわけで、
その視点から見ると、重さんが好きな題材を楽しんで
描いていることがよくわかる作品ではないでしょうか?



さて、前回のブログでそれとなく予告をしたのですが、
この日は台東区にあるNPO法人ほおずきの会の方々が
見学にいらっしゃいました。



見学に来られた方のひとりが、実は重さんと接点があるとのこと。
どちらも今年初めてポレポレにやって来たわけで、偶然が重なりました。



重さんは特に気にすることなく描いていますが、
後ろにいる太一くんはほおずきの会の方を気にして、
いつものようにおしゃべりではなく、終始無言で描いていました。







ただ、見学の方が来られて張り切っていたのか、集中して描いており、
絵の具を塗り終えると、全く色彩の異なった3つの作品ができました。
一番下の作品は、お家で育てている「ゴーヤ」とのことです。

余談ですが、ほおずきの会の方の姿が見えなくなると、
太一くんはしゃべり出し、気を遣ったのか、
オレンジ色のペンで「ほおずきの会」という団体名や
スタッフの方の名前を絵の中に描いていました。



太一くんの描くプロセスを見ながら、
ほおずきの会の方々とサイモンさんの間でこんな話になりました。

太一くんが上の写真のように
いろんな色のペンを使って文字を書いている際、
こちらがきれいだなと思う時点で、
コントロールしてしまうこともできるのでは?

ポレポレでは基本的にそういうことはしません。

「東京クラッソ!」の中でもサイモンさんが触れましたが、
技術的にうまいかへたかということはどうでもよくて、
まずは自分を出すことが大切ではないでしょうか?

結果的に、「やっぱりこうすればよかった」と本人の中で思って、
作品が変わっていくということはあるのかもしれませんが、
まずは納得のいくところまでやらないと、
自分を出すということにはならないでしょう。



ただ、自分を出した表現というのは、
きっと人を引きつけるものが多いと思います。

ひとつの基準だけから判断するのでなく、
多様な価値観があっていいのではないでしょうか?

例えば、技術的には上手ではないかもしれないけど、
魅力的な作品というものもあるかもしれないし、
技術的には上手くても・・・・・・という場合もありえますよね?





見学の方が大勢来られた際、
張り切っていたのは太一くんだけではありません。



どうやら卓也くんが似顔絵を描き始めるようです。



ささっと描いていたので驚いたようですね。



その後も続々と描いて・・・・・・



最後に記念撮影! 喜んでもらえたかな?
卓也くんのお母さんによると、似顔絵がたくさん集まったら、
似顔絵展をいつか開催しようと考えているそうです。


ほおずきの方もポレポレの雰囲気を楽しんでくれたようで、
当日の感想を書いてくれました。(内容はこちら

見学の際、あるスタッフの方に、
「ポレポレはほおずきみたいですね!」と言われました。

実は、先日ほおずきの会の学童部門キッズに見学に行った際、
私がまず抱いた感想が、
「ほおずきはポレポレみたいだな・・・・・・」ということでした。

ランニングの途中でやってくる人など、
いろんな人が次々とやって来ては去っていき、
場へのかかわり方も多様で、混沌とした雰囲気でした。

一瞬戸惑ったのですが、それはそれで心地よくて、
ポレポレに最初に来たときの感覚と似ているな・・・・・・と
感じたのを覚えています。



ポレポレは絵を描くために集まっているので、
ほおずきの会とは成り立ちは違うのですが、
場にかかわる人がそれぞれ自分らしくいられる場所、
互いを尊重できる場所であるという点では
きっと共通しているのだと思います。

「混沌」「多様性」は、ポレポレにとってもキーワードですね。

ほおずきの会の方々とも
今後何か一緒にできるといいなと勝手ながら思っています。
その際は、「漢(おとこ)tea」を淹れてもらいましょう。


次回のポレポレは9/13です。
8/23はお休みですので、ご注意ください。

サイモンさんが翌日山形県長井市で開催される
「まちづくり美術館」のシンポジウムに参加するためです。

東北にお住まいで、サイモンさんの話を聞いてみたいという方、
ぜひ足をお運びくださいね。
詳細はながいアートプロジェクトのサイトをご覧ください。