今日、弟は突然変異状態だ。
昨日までは、自分の部屋に行くことが多かった。
自分の部屋で、電気を消して、音を消してテレビを見たり、音を大きくして見たりと、不安定な状態ではあったが。
しかし、今日は朝から晩まで居間にいて、自分の部屋に行かない。
居間にいて何をしているかと言うと、支離滅裂な話を延々とやっている。
朝は8時前に起きてきて、9時過ぎまで喋っていた。
母親に、朝飯を食べなさいと言われる。
1分で食べ終えて、また、話を始める。
母親に向かって話をしているが、母親は居眠をしている。
そんなことはお構いなしで、喋り続ける。
病気の解説書に書いてある通りの状態だ。
再発とかではなく、病気のレベルがアップしたのだろうか?
昼になれば、昼寝でもするかと思いきや、想定外だった。
延々と話を続ける。
夕方、金魚の世話をすると言って外に出て行く。
今日の金魚の世話は、これで5回目だ。
案の定、金魚の世話などせずに、駐車場に行き隣近所の様子を窺っている。
居間に戻ってきて、母親に隣のIさんはオカシイと言う。
母親が何が?と聞くと、
駐車場に何時も置いてある原付バイクがなくて、見たこともない自転車が置いてあると。
母親が、そんなことを気にしても仕様がないだろうと言うと、
仕方がないと思う方がオカシイだろうが
ときつく言う。
暫くして、隣の奥さんが回覧板を持って来た。
当然、インターフォンを鳴らす。
インタフォンが鳴ると、何時も電源を切ってしまうが、今日はどうするか?と見ていたら、やはり切った。
夕食が終わっても、まだ弟の話は止まらない。
金魚の水槽に空気を送るポンプの電池を入れ替え始めた。
金魚の世話でもするのかと思ったら、何とポンプをインターフォンの画面に押し当てている。
これは初めて見る「奇行」だ。
夏が終わり、季節は秋に変わる。
季節の変わり目は、やはりオカシクなるのかな。