またその話ですか | 『昭和23年に生まれて』のブログ

『昭和23年に生まれて』のブログ

堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

母親のリハビリを担当してくれる方が、今後の計画の参考にすると言うことで、自宅の状況、母親の動線の確認に来てくれた。

母親は自分で歩行したいので、歩行補助の器具を使う訓練もリハビリ計画に組み込んでくれることになった。

庭を見に行くときの動線、親父の仏壇に行くときの動線の確認も実際に母親に歩行してもらって確認していた。

約40分くらいで終わって帰った。

この間、弟は自室にこもって出てこない。

お袋が椅子も出さなかったから、あの人は床に座っていたじゃないかと、弟の前で私に文句を言う。

9時過ぎにお袋の歯を磨き、就寝の準備をしていたら、弟が自分の部屋から出てきて、リハビリの担当者のことを話し始めた。

「あのアンちゃん、床に座ったんだって」

と切り出した。

「膝をついていたね」

と答えると、

「それがオカシイ、何かある」と、何時もの様に来訪者に対する疑惑を話始める。

被害妄想の世界にいるんだね。

リハビリで母親の状態が少しでも良くなるということなどは論外で、この人の頭の中は「疑惑」しか無いようだ。

病気と言えばそうなんだろうが、情けなくなってしまう。

母親に言わせれば、弟の病気が良くならないと死んでも死にきれないと言うが、この方も弟の病気を正しく理解できていない。

決して治ることはないのが現実なんだが、母親としてはそれは信じたくないのだろう。

何をどうあがいても、蝋燭の火は何時かは燃え尽きる。