隔世の感(1) | 『昭和23年に生まれて』のブログ

『昭和23年に生まれて』のブログ

堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

海外勤務の時のことを思い出しながら、「技術革新に隔世の感」を禁じ得ないことがある。

1987年から4年弱、マレイシア勤務でペナンに住居を構えた。

日本の情報は、本社から送られてくる新聞、出張者がお土産で持ち込む週刊誌、ビデオと短波ラジオで聞くNHKの海外向け放送だった。

新聞は会社宛に送られてくるが、毎日手元に来ない。

週2回の郵便物として届くので、週末は自宅で1週間分の新聞を読むのが常態化した。

当然、隅から隅まで目を通した。

出張者が持ってくるビデオは、子供向けの番組だった。

同じビデオを何度も見ていた。

その内に「Yaohan」がペナンに進出。

日本のビデオレンタル店があったので、そこを大いに利用させてもらった。

通信事情も決してよい状態とは言えなかった。

携帯電話も、まだ自動車搭載型の移動電話というタイプで、使っている方も限られていた。

情報の隔絶は無いのだが、時空間が何となく遠いというか、同時性は皆無という世界だった。

唯一ファックスがこの時間の問題を解決する手段だったが、多量の情報のやり取りはコスト的に見合わない時代だった。

それでも、マクドナルド、KFCはあった。

25年前の経験。