中身が同じでも印象が違う | 『昭和23年に生まれて』のブログ

『昭和23年に生まれて』のブログ

堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

大学では通信工学を専攻した。

電子、通信、電気工学科の3つの専門課程だったが、ほぼ同じカリキュラムだった。

3年○組程度の違いだったのかもしれないが。

大学だから取得する単位を満たさないと進級も卒業も適わない。

必須科目は真面目に取り組むしかないが、選択科目はできるだけ効率よく単位が取れることを念頭に決定することが多かった。

当然、取得しやすい科目は希望者も殺到する。

選択科目のなかに、ほとんど学生が希望しないものもある。

「照明工学」という科目は、人気が無く、閑古鳥が鳴いていた。

そこなら楽に単位が取れるかもと思っい選択した。

担当教授の部屋で助手と雑談していたら、受講生が少ない科目は予算が付かなくなるので、来年以降大変と言う話を聞かされた。

「照明工学」という名前が時代にそぐわないと言う。

次年度以降の予算獲得を狙って、講座の名前を変更する意向だった。

科目の名称を変えた結果、定員以上の希望が来てしまったそうだ。

教授いわく、「今の学生は中身で判断せずに、表面的な名称で判断するんだね。講座の内容は全く同じだが...」

新しい講座名は、「電子光学」。

それから暫くして、「通信工学科」も「情報工学科」に名前が変わった。