ブラジルに行くと、必ずと言ってほど、聞かれることがある。
「ボアッチに行きましたか?」
「ボアッチ」とは、英語で言えば「Night Club」だ。
中に入ると人、人、ヒト、人...とヒトばかり。
音楽を演奏するバンドもいる。
ダンスフロアもある。
当然、アルコールもある。
座って話が出来るテーブルもある。
そこでお気に入りの女性と話も出来る。
色々話をして、二人で意気投合すると、その後は...。
ある時、重い役職の上司が、出張を途中で止めて急遽日本へ帰ることになった。
今後のこともあるということで、何人かで飛行場まで送りにいった。
その帰りに、「ボアッチへ行こう」となった。
煩い上司もいないので、息抜きの意味もあったかと思うが。
お目当ての「ボアッチ」に着き、入場しようとして一人だけ入場を拒否された。
理由は、半ズボン。
長ズボンでないと入場できないルールだ。
本人も残念そうだが、そこは事業自得だと説得。
残念な顔の彼とおさらばして、ニコニコ顔の我々だけで入場。
数分したら、何と、入場できないはずの彼が入ってきた。
半ズボンでなく、ちゃんと長ズボンをはいている。
「おい、どうしたんだ?」と聞く。
「駐車場のガードマンのズボンを取り替えて来た」
窮すれば通じるの実践だ。
お見事としか言いようが無い。