悪までも「紳士の社交場」 | 『昭和23年に生まれて』のブログ

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堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

ブラジルに行くと、必ずと言ってほど、聞かれることがある。

「ボアッチに行きましたか?」

「ボアッチ」とは、英語で言えば「Night Club」だ。

中に入ると人、人、ヒト、人...とヒトばかり。

音楽を演奏するバンドもいる。

ダンスフロアもある。

当然、アルコールもある。

座って話が出来るテーブルもある。

そこでお気に入りの女性と話も出来る。

色々話をして、二人で意気投合すると、その後は...。

ある時、重い役職の上司が、出張を途中で止めて急遽日本へ帰ることになった。
今後のこともあるということで、何人かで飛行場まで送りにいった。

その帰りに、「ボアッチへ行こう」となった。
煩い上司もいないので、息抜きの意味もあったかと思うが。

お目当ての「ボアッチ」に着き、入場しようとして一人だけ入場を拒否された。

理由は、半ズボン。

長ズボンでないと入場できないルールだ。

本人も残念そうだが、そこは事業自得だと説得。

残念な顔の彼とおさらばして、ニコニコ顔の我々だけで入場。

数分したら、何と、入場できないはずの彼が入ってきた。

半ズボンでなく、ちゃんと長ズボンをはいている。

「おい、どうしたんだ?」と聞く。

「駐車場のガードマンのズボンを取り替えて来た」

窮すれば通じるの実践だ。

お見事としか言いようが無い。