ベトナム勤務時代に、スイスのジュネーブに国際展示会で行ったことがある。
お客さんをご招待した訳だが、こちらから積極的にというより、正直に言えば、客先からねだられてという方が正しい。
まあ、それはそれとして。
日本の本社からは、余り色よい返事がない。
予算の上限でベトナム現地法人の100%負担で決着。
そして、お客さんの重要度(売上、市場規模、実績、将来性…)から、展示会のピークが終わってから参加しろというご指導まで頂いた。
早い話が、最後の頃に来いということだ。
結局、展示会が閉会する数日前に現地入りした。
宿泊したホテルはレマン湖の辺。
電車でジュネーブまで小一時間。
行きも帰りも通勤の方たちと一緒で、結構、混んでいた。
日本の通勤電車とは比較にならないが。
外はブドウ畑が延々と続く。
あ~、スイス。
最終日、営業さんから「今晩お客さんを夕食に招待する」との連絡。
フランス料理店へ。
お客さんのトップの副社長さんの「誕生日」ということで、急遽バースデイ・ケーキまで出た。
スイス・ワインを堪能して、さてホテルに帰ろうとすると。
「車を用意しているので、それを使ってください」
店の外にでる。
駐車場にベンツ2台が待っていた。
高速道路を一気に、それもベンツらしい高速で突っ走る。
運転手は、これまたカッコいい若い男性。
出身はパキスタンで、スイスの里親に育てられたと彼の人生を聞かされた。
こういう文化がヨーロッパにはあればこそ、移民という政策も生きてくるのだろう。
それにしても、
やはり日頃の行いが良いのか、残り物に福がアルというのか、予想外の待遇だった。