マグロ漁船(マレイシア) | 『昭和23年に生まれて』のブログ

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堺屋太一の名づけた『団塊の世代』のど真ん中、昭和23年生まれ。
自分の人生を振り返りながら、気の向くままの思い出話。

インド洋でマグロ漁をした漁船が日本へ帰る途中ペナンに寄港することがあった。

フェリーから、港に停泊しているマグロ漁船は確認できた。

数日船員や漁師が滞在するが、その時期特別なことが起こる。

一つは、「マグロ」が出回ること。

駐在員の家族向けに、食材を提供している華人のお店の御用聞きが「マグロいらないか?」と聞いてくる。

それも、何キロ?という量だから半端ではない。

それでも、安いから日本人の家庭では必ず買う。

それと、日本食のレストランにも出回る。

通常は、シンガポール経由でしか入ってこない「マグロ」が直に入るのだから、鮮度以外に値段も割り安ということのようだ。

もう一つの、変化は夜の世界。

行きつけの「カラオケ屋」に行くと、今日は席が確保できないからと店先で断わられる。

後日、聞いた話では「カラオケ屋」をベースキャンプにしているらしい。

陸に上がった「亀」さんの慰安のためで、目指す登頂の順番を待つらしい。

ベースキャンの隊長さんは「ピストル」を隠し持って、隊員の管理をやっているとも聞いた。

従って、「マグロ漁船」が来ると、我々駐在員はまじめに家で一杯やるしかなくなる。

1週間くらいして、再び通常事態に戻ると、カラオケ屋のお姉さんから「マグロ」を頂くこともあった。

陸に上がった船員から貰ったようだが、焼いても、煮ても旨くないということで、お客さんに暮れてやるということらしい。

どちらも今では昔ばなしの世界であるが…。