マレイシアは「ブミプトラ」というマレー人優遇策を取っている。
マレー人を優先した政策で、国立大学の入学枠も人種の比率になっていたようだ。
従って、マレー人、中国人、インド人…の順に入学者の数が決まる。
そういう関係もあって、合弁会社でも設立時に日本人が務めていたマネジャーのポジションもローカル化ということで、マレー人が付くことになった。
従って、我々日本人はアドバイザーと言うポジションとなり、工場には私一人となった。
月曜から金曜までは、工場でマレー人と余り得意でない英語で過ごす。
土日は家族と過ごし、月曜に会社に行く。
出向したてのころに、閉口したことがあった。
午前中の会議では英語が聞き取れないという事態だ。
そういう思いをしながら少しづつ「英語着け」の環境に慣れて行った。
環境に慣れるのか、環境に慣らされるのか解らない。
会社の会議でも、そうそう苦労することがなくなった来た。
休みの日に、子供が着ているTシャツを見ると、そこに面白い英語が書いてる。
簡単な英語なのに、意味が良くわからない。
何かの詩なんだろうか?と思ってしまった。
”TO BE TO BE TEN MADE TO BE ”
と書かれたモノだ。
何んだろうと子供に聞いた。
「日本語だよ、これ、”とべ、とべ、てんまで、とべ”」
環境とは恐ろしいもんだ。
朝から晩まで英語、英語で頭が一杯になると、何んでも英語と思ってしまう。
早速、会社と飲み屋さんで、この英語モドキの日本語で遊んだ。
皆さん、一生懸命に意味を考える。
最後に、" I don't understand this."
イッ、ヒィ、ヒィ…
種明かしをする時に、変な優越感を感じる。
全く無意味なんだけど。