現地合弁会社が設立され、生産が開始された。
出向者とその家族も赴任。
現地会社の社長も奥さんと一緒に赴任された。
我々が出張した時には、必ず自宅に招いて頂き、楽しい時間を過ごさせて頂いた。
現地立ち上げの応援部隊も初期の業務を無事に完了し、引き上げることになった。
帰国当日、社長夫人が態々空港まで見送りに来てくれた。
若干時間があるので、空港のカフェで少し話をすることになった。
奥さんがしきりに目配せをしてくる。
何だですかと聞いた。
窓際の2人を見なさいと言う。
欧米人の男性とインドネシア女性が話をしているようだ。
暫くして、2人が立ち上がり出て行く。
そのとき奥さんの口から出た言葉。
「2人の別れのときね。女の子泣いてるよ」
男の感性ではそこまでは見えていなかった。
さすが女性だ。