日本と中国・カナダの往復の日々

日本と中国・カナダの往復の日々

20歳以上離れた彼女と出会った経緯や背景、現状を綴ります。

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久しぶりにブログを更新します。

 

前回更新したのが2012年の2月なので、4年半以上の月日が流れたことになります。

その間にいろいろありました。

その色々も含めてゆっくりではありますが、これから更新していきたいと思います。

 

また、このページはAmeba Owndに移行したいと思っています。

移行が完了次第、続きを書いていくことにします。

 

初めての広州は暑かった。
スモッグのせいで肌を刺すような厳しい太陽光こそないが、何もかも溶かしてしまいそうな熱が降り注いでいた。
そのうえ湿度が非常に高く、汗が途切れなく出てくる。
まるで蒸し風呂に入っているような気分で、先ほど飲んだペットボトルの水などほんの数分で搾り出してしまいそうな勢いだった。

そんな中、彼女は気を使って、僕の観光を最優先にしてくれた。
博物館や上下九など、自分は興味ないだろうに、懸命にアテンドよろしく次々と案内してくれた。
また、「次は何をしたい?」と、これが自分に与えられた課題であるかのように色々と世話を焼いてくれた。
そんな彼女に感謝しつつ、楽しい時間を過ごすことができた。

その日の夕食後、僕たちは川沿いを歩きながら色々なことを話している。
日が沈んだ後の珠江沿いは、昼間と違って過ごしやすく、多くの人が散歩をしていた。
路上は、物売りが光る玩具を売っていたり、子供が走り回っていたりとなかなか賑やかだ。
そんな中、隣で歩きながら話している彼女は、昼間の緊張が取れたのかすごく自然でリラックスした感じだった。
その笑顔を見て、その日会ったばかりだというのに、僕は彼女がたまらなくいとおしく思えた。
待ち合わせはホテルのロビーだった。
そのときは、交通の便を考えて東駅から比較的近い四つ星のホテルに泊まっている。

大理石を敷き詰めた広々としたロビーは閑散としていて人は少なかった。
約束の時間の少し前に、一人の女性がこちらに歩いてきて声をかけてきた。
「こんにちは」と話しかけてきた彼女は比較的小柄で、かわいらしい格好をしていた。
肩までかかったストレートの黒髪が印象的で、知的で力強い目元は美しかった。

中国女性の容姿は地方によって結構大きく異なると思っている。
少数民族を別にして大きく分けると、背が高く顔立ちがはっきりくっきりしている北京以北、細身で少しのっぺりした感じの上海を中心とした東、背は高くないが顔立ちがはっきりしていて整っている四川周辺の西、そして小柄で愛嬌のある顔立ちの広東を中心とした南に分けられるのではないかと思う。

南の顔立ちは好きだが、なかなか美しいと思える女性は少ない。
しかし、彼女は想像していた以上に美しく、僕の好みのドストライクだった。
そして日本語で挨拶と世間話をしながら、「へえ、か・・可愛いじゃん」と心の中で思わずつぶやいていた。

2009年の春先、僕は北京と上海の友人に会うために中国への旅行を計画していた。
しかし、旅行の時期は皆がお休みのゴールデンウィークである。
航空券を探していたが、なかなか見当たらなかった。
いや、あることはあるのだが、むちゃくちゃ高い。
通常の2倍以上はしただろうか、普段なら4~5万円程度で往復できるのに、この時は北京も上海も10万円以上したと思う。
出せない金額ではなかったが、往復の航空券に金を使うのは馬鹿らしいし、滞在費や土産代を考えると少しでも飛行機代金を浮かせたかった。
抜け道はないかと色々調べてみると、まず香港へ飛んで、電車で深センへ移動し、その後中国の国内線で北京なり上海なりに飛べば安くなることがわかった。
時間はかかるが急ぎの旅ではない、回り道も面白いかもしれないと思い、香港への航空券を買うことを前提に旅行の計画を立てることにした。

計画を立てているとき、彼女が広州に住んでいることを思い出した。
深センからは目と鼻の先だ。
北京と上海は良く知っていたが広州には訪れたことが無かったため一度観光しておくのも悪くないと思い、彼女に連絡を取って中国への旅行計画のことを話してみた。
すると、この時期彼女は暇だったのか、観光案内をするので一度会いましょうとの快い返事をもらった。
知り合ってから3ヶ月、こうして広州で初めての対面を果たすことになる。

僕は猫が好きだ。
ペットを飼うなら、猫だと決めている。
気まぐれなところ、仕草や表情など、どれをとっても可愛い。
それを踏まえて声高に言いたい。
「猫は食材じゃない!」と。

先日広東省で猫鍋を食べて中毒を起こして死人が出たというニュースが流れていた。
このニュースを聞いて、過去に深センで見た猫の目を思い出し、まだ猫を食べる習慣が残っていることに悲しくなった。

20年ほど前、深センを訪れたことがある。
当時の深センはまだ整備も進んでおらず、埃っぽかった。
通りを歩く人は皆小汚い格好をしており、至る所で乞食とポン引きが香港からの越境者を手ぐすねを引いて待っていた。
そんな深センの小汚いレストランの入り口の前で檻に入れられている猫を見つけた。
檻は金属製で、自由に動き回るようなスペースは無く、猫は諦めたような目をしておとなしく丸まったままじっとしていた。
鶏や蛇、その他の小動物などと並べて置いてあり、そのレストランで調理されるのを待っているのは明らかだった。
その光景をみて、かなりショックだったのを覚えている。

広東省辺りだと、他の地域で食べないような動物も平気で食べてしまう。
広東料理は好きだし、色々な動物を食材として使用するのも致し方ないとしよう。
ただ、「お願いだから猫だけはやめてくれ!」と心の底から思う。