佐渡金山世界文化遺産登録決定 | 杉本 龍一のブログ I am a 古民家鑑定士

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古民家を壊してしまうこと無く、修繕、再築しながら、未来のこどもたちに残して行ける、持続可能な循環型建築社会の創造を目指しています。

そのような活動を、建築士の立場から紹介していきます。

先日、佐渡金山が世界文化遺産登録決定とニュース速報が流れました。

20年以上にわたり働きかけを続け漸く実現、地域の人達の喜びもひとしおだったと思います。


アジアでも類を見ない高度な手工業が評価されました。

「露頭掘り」と呼ばれる人力のみで巨大な鉱脈を掘り進めた結果、山がV字型に割れたような景観が生まれ、「道遊の割戸」と呼ばれるようになりました。

17世紀前半には世界の2割の金を日本が生産し、国内の半分を佐渡島で産出するなど、国際的にも認知度が高かった様です。

黄金の島と呼ばれた所以でしょう。


日本の文化遺産としては21件目となりました。このブランドを活かして地域全体の活性化が進むことを祈念します。